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写真下手くそ選手権 in 大阪vs名古屋

祝ドルフィンズ チャンピオンシップ!
ここからがもっと面白い👏

地区優勝もまだ諦めてないからね。


さてと。
CS出場権をもぎ取った島根戦の前。
私は4/17に大阪に遠征してくれていたドルフィンズに会いに行った。
写真が下手くそだが、こうやって推し活を語る為には写真が必要。なぜなら、自分で撮った写真でないと色んなあれこれに引っかかって使えないのだ。
やるしかない、やるしかないんだってばよ。

あいつまたやってるよ

写真が下手なこともひとえに愛

恋は雨上がりのように
試合会場のエディオンアリーナはコンパクト。
試合前のアップをする目の前の推しを、惜しげもなく瞼に焼き付ける、貼り付ける。コピペする。
帰りに近くのファミマで印刷してなんば駅で配りたい。
スローインなんか、お尻を少しでも突き出そうものなら最前列のブースターの顔面にヒップアタック炸裂する距離。
前から5列目だがこの距離ならいい写真が撮れそうだ!

それにしても近い。妙に心がざわざわする。

私の推しは汗がすごい。
試合開始5分でゲリラ豪雨の後みたいになる。たぶん、野球部なら冬に湯気が出るタイプだ。

他の選手は汗だくになっても直ぐに乾いてサラリとしているが、私の推しは汗の量が許容量を超え、乾きが追いつかない。
あれだけ美しい筋肉を保持しているんだもの、代謝もいい。

ユニフォームは部屋干し用で洗ってるよね

ゴールの裏ですでに風呂上がり状態
汗のスタートダッシュが早い

雨の日の洗濯物のにおいがしたらどうしよう。

スポーツをしている人ないし、子供がいる人ならわかるはずだ。
汗を大量にかき、少し乾いた時の独特のモタッとしたにおい。あれは消臭に特化した洗剤、特に部屋干し用がいい。
チームが大きくなるとユニフォームはチームで管理される。天日干しで色が剥げない様に室内干しだろう。
それに化繊で出来てるからすぐ乾くしな。

ん?化繊?
そうか、綿じゃないからにおいは大丈夫か。と、勝手に胸を撫で下ろす。

実際、選手は代謝もいいし食事管理や体調管理もしている。飲酒も試合前はしない。
試合は中継も入るので綺麗に身だしなみを整え、脱毛もしている。

不摂生の恐ろしさはまず体臭にでる。

汗もオプションでカッコいい!よ!水も滴る良い男!


女子シングルス自由型
同じ轍を踏む私ではない。
写真は前回の反省を活かし試合中は撮らない事を選択。
生で観戦するバスケットは想像の2倍速。猫じゃらしを追う本気の猫の如くボール1つに全員が執着する。
スマホで撮影は無理だ、全てが残像だ。
幽☆遊☆白書の飛影みたいになる。全員飛影のバスケットボール大会 in 大阪を撮りたい訳ではない。

しかも私の古のiPhoneのカメラは老眼だ。
隠居生活に片足を突っ込み、呼び出しに応じない日もある。

そこで私はまだぴちぴちの第9世代のiPadくんを持ち込んだ!

ささっとカバンから出してかまえる。それを見た姉の一言。

めっちゃゴーディー(琉球ゴールデンキングスのマスコット)やん」

かっわいいんだ、ゴーディ😍

良いんだよ、好きなものは好きで。侑太郎さんはキングスにもいたし!
皆んな各々の好きでいい。全てを周りに合わせる必要はない。
私のセーフティラインは“阪神タイガースのユニフォームで来場しなければいい“ゴリラメンタルが売りの私だが、そこまでは豪胆になれない。

カメラを起動。
なんか画面がブレるなぁ?

試合中でなくても皆んな早い
やっぱり一眼レフなのか

この時私は自分の不慣れな右手がやらかしていた事にまだ気がついていなかった。

何枚かシャッターを切り、試合が始まると大声で観戦。
チームのコール(決まった応援の声)があるのだが、プロレスばかり観戦していた私の応援はフリースタイル。
特に技(シュートや選手の得意な動き)が出た時の「そう!」の相槌はならでは感が満載すぎてちょくちょく振り向かれる。
でもヤジは飛ばさないので目が合ってみんなにっこり。


真実はいつもひとつ
ハーフタイムにトイレに立って戻ると、後半戦に備えてコートに戻った選手がシュート練習を始めていた。
なんてことだ、椅子を1脚挟んだ隣にもう推しがいる!
通路は立ち止まり厳禁だが、ナイトゲームで観客も少ない。
暗黙の了解で皆んなのんびり歩き、至近距離で選手を堪能。
バスケも集客の為に各チームが広いアリーナをどんどん建設している。コンパクトな体育館でしか味わえない貴重な距離感だ。
足に響くドリブルの振動、着地で軋む床が足の裏に伝わる。至近距離で黙々とボールをリリースする選手の、戦いに挑む熱気が

あっつ!!

選手がF1のエンジンくらい暑い。
体の大きな人間が一堂に介して体を動かしているから仕方がないのだが、人間ってこんなに熱いものなのか?
昔、100㌔越えの中国人の男の子と仕事をしていた時は「隣にいると冬もあったかくていいなぁ」くらいだった。
そんなもの洒落にならないくらい暑い。

ここだけ気圧がおかしい。
息を吸うのも重いくらいの湿度と熱気。日本の夏を凝縮したような熱波がコートから押し寄せる。
もうすぐ雨が降るんじゃないか?と空を見上げるがここは室内。

君たちはロウリュか?

サウナなの?
手前で着替えたてのユニフォームで爽やかに美しいシュートフォームを見せる推しの一連の動きがもはや熱波師に見えてくる。

日々のランニングの成果が私の額の汗になる。
でも目の前には真剣にゴールを見つめる推し。
可愛い顔しやがって、このやろう。いいさ、続けろよ。
私なら大丈夫。

君の熱波に包まれている、ここが私の極楽浄土。

私の新しい扉が開いている後ろで姉が一言。
「あんな汗かいて近くにおっても全然臭くないな。洗剤なに使ってんやろ」
あらやだ、おんなじ事考えてる


伊達にあの世は見てねぇぜ!
帰宅後はすぐに風呂に入り、泥のように眠った。
翌日、推しを至近距離で見たおかげで女性ホルモンが活性化したのか、それとも熱波のおかげか肌艶がいい。
残念ながら浮き足立つ予定もなくカメラロールを開ける。

・・・え?あ、うん。

昨日の写真が全部Liveになっていた。

気を取りなおす為、観戦中に食べ忘れたバームクーヘンを🤤
中にビニールが付いていて、袋から取り出しても手を汚さず食べれる仕様になっている

今度はそっちかー。
しかも、渾身の動画は途中からスローに切り替わっていた。
指当たって切り替わったんかー。

でも静止画やと思ってたら動いたって嬉しいなぁ。私のスマホの中で推しが生きてる。

写真を綺麗に収めたい、好きな人の最高の瞬間を閉じ込めたい。これも愛です。
嬉しくって興奮して目の前に夢中になって失敗を繰り返す。これも愛です。

勝っても負けても写真下手でも、そこに愛があれば良いんです。

だから上達せんのです。

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