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どうか連れて行って。 貴方が愛した山の頂へ。 枯れた木々の美しいシルエット。 冬山が朝陽に煌めきだす。 どうか見捨てないで。 凍てつく冬山の夜に、灯火を与えてくれたひと。 愛している。他には何も、もう何も。
ビルの森の中、 見上げれば琥珀の宇宙、凪いだ海の中に沈む七番目の鯨。 目を閉じればいつでも「静かな場所」へ行ける。