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腕時計から時を経てApple Watchへ

はじめに

昭和の時代、腕時計は社会人の身だしなみの一つだった。時を経て現在、腕時計はアクセサリー的な存在となり、一方でスマートウォッチというウェアラブルデバイスのひとつに進化した。


腕時計

会社員時代は、自宅と会社の往復だけの生活だった。仕事を終え自宅に帰ってくると、スーツから部屋着に着替える時に手首から腕時計を外していた。腕時計から手首が開放されリラックス感が得られた。自宅では、各部屋に壁時計や目覚まし時計があるので腕時計は必要がない。

会社でも壁に時計が掛かっているし、1990年代後半からは机上にパソコンが置かれ、パソコン画面でも時刻が分かるようになった。会社で仕事をしている時は手首から腕時計を外して机の上に置いていた時期もあったが、邪魔になるので引き出しに収納するようになった。

結局、手首に腕時計を付けていたのは通勤時のみだった。

2002年から携帯電話を持つようになった。携帯電話で時刻を確認できるようになり、通勤時に腕時計で時刻を確認する頻度が減った。そして、いつの間にか手首に腕時計を付けない、腕時計を使わないライフスタイルに変わった。

ランニングウォッチ

2005年からランニングを始めた。そしてランニングウォッチを購入した。ランニング時だけ手首にランニングウォッチを付けるようになった。腕時計を使わなくなっていたので、手首に物を付けることに違和感を感じるようになっていた。ランニングの頻度は非常に少ないので、違和感は消えなかった。

Apple Watch

腕時計は要らない

2011年からMacを使うようになり、2013年からiPhoneを使うようになった。この頃には既にApple好きになっていた。2015年にApple Watchが発売されたが、Apple Watchは手首に常時付けておく腕時計という認識だったので、全く興味が沸かなかった。時刻を確認するならiPhoneで用が足りると思った。

それから10年が経過した…

腕時計ではなかった

2021年にApple Watchのアプリ開発に興味が湧いた。Apple Watchを購入して感動した。自分も歳を重ねるにつれて健康を意識するようになってきた。事前に予習はしていたものの、ランニングやウォーキングの記録、心拍数や手首皮膚温、睡眠の記録など、運動や健康に関する管理ができることが今の自分の生活に活かせるデバイスだと感じた。

また、iPhoneを都度ポケットから出さなくても、Apple WatchでiPhoneの操作をある程度は代用することができる。Apple Watchは腕時計の外観をしていて時刻が表示されるが腕時計ではない。iPhoneも時刻が表示されるが懐中時計ではない(笑)ことと同じで、図式的に、Mac > iPad > iPhone > Apple Watchと表せるように大きさと機能が違う情報デバイスと考えた方がよいと思った。

そして意外な発見があった!

ミニマリストのデバイス

2011年頃からミニマリストに憧れ、外出時の持ち物を減らすことに興味があった。そして外出時にバッグは持たず、財布とケータイを服のポケットに入れるだけになった。それが、Apple Watchを手首に付けていれば、外出時に財布もiPhoneも要らない。スマートなミニマリストにステップアップできると心が踊った。

Apple Watchがあれば財布がほぼ、、要らなくなった背景には、世の中にキャッシュレス決済が普及したことと、Apple Watchが対応する決済サービスが増えたことだろう。

Apple WatchのアプリはiPhoneと接続されていなければ使えないアプリが多いので、iPhoneが要らないというのは少し言い過ぎかもしれない。また、単体でネットに繋がらないGPSモデルではiPhoneに繋がっていないと電話やSNSが使えなくなる。

それでも、近隣でのウォーキングや近隣のコンビニ、スーパーでの買い物などの用途に限定すれば、Apple Watchだけで外出ができるようになったことは嬉しい。

おわりに

Appleデバイスのうち、毎日一番使っているデバイスはApple Watchである。毎晩、就寝前の30分〜1時間の充電時以外は常時手首に付けているからだ。最初に感じた手首の違和感は完全になくなり、Apple Watchは手首の皮膚と同化している。

昭和の時代から、IT技術の誕生と進化を肌で感じて生きてきた。アナログしかない時代の体験があるからこそ、現在のデジタルを活用したIT技術の恩恵を深く感じる。これからも、IT技術の進化にワクワクしながら生きていきたい。

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