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資本主義は宗教として成功しすぎてしまったのだ

資本主義はあまりに蠱惑的であった
もともと享楽的な傾向を持つ人類に与えられた資本主義 とは互いに破滅に向かう関係というか、ファム・ファタールのような存在なのだ

資本主義は人間を物質的に満たすだけでなく精神的幸福をもその尺度に縛り付けてしまった
曰くもっと金を稼いだほうが幸せ
曰くあなたはいま満ち足りておらず不幸だ(この商品を買っていないから)
というふうに
資本主義が宗教であり、成功しすぎたと言える所以である

精神的幸福はもともと宗教の領域であった
ただ生きるのではなく善く生きる
精神的充足 恒久的で自己完結的な幸福
資本主義的幸福にはどれも欠ける要素である

そんな今だからこそ多くの人間は、資本主義的尺度によって苦しんでいるような人間は宗教に帰依すべきだ
尺度を増やして少しでもその苦悩を減らさなければいけない

短絡的に考えてはいけない
宗教は資本主義の弱点を補える、とても頼りがいのある先達なのだ

資本主義の闇は宗教が照らし、宗教の闇は資本主義(科学)が照らすのだという事実を明確に意識しなければならない

自分がこれだけ反資本主義的思想を持っていることが分かったので今度は資本主義を称える本を読んでバランス取ろうかな

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