啓蟄(連翹、菜の花、アイリス)移ろいゆく水と花
一年を春夏秋冬の4つに分け、さらに約15日ごとに分けた二十四節気。農業の目安として季節の変化に対応するために中国より伝来したと言われています。
移ろう季節をより身近に感じることができたらと思い、emmyと、MayuAraiによるドリンクといけばなを二十四節気の時季に合わせ、お手紙のやりとりをしています。
今回は第五四回目の『啓蟄』、Mayuからのお手紙です。
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emmyさん、こんにちは!
暖かい陽射しを感じる今日この頃、いかがお過ごしでしょうか。
私はといえば、鼻がムズムズ。
毎年の事ながら慣れることのない花粉症に悩まされる時期です。
先日は『雨水』のお手紙、ありがとうございました。
琥珀色のとろりとしたドリンク、最近の乾燥と戦う喉鼻にとても良さそう。
金柑の砂糖漬けに静岡由来のエピソードがあるとは驚きました。ストーリーを知り突然愛着が沸くようになるのは面白いものです。
今日は二十四節気で『啓蟄』を迎えました。
夕べなんかは雪が降った地域があるそうですが、暦上ではもう早春を迎えたということですね。
たしかに雨の後、土が柔らかくなるにつれ植物が静かに芽吹いてくるようなざわざわした感覚があります。
春の草花が足元に咲き始めると、私たちを外に連れ出してくれるような、そんな声が聞こえてくるようです。
春の始まりによせて
連翹、菜の花、アイリスを取り合わせました。
連翹も菜の花も眩しい黄色
のどかな春の到来を思わせます。
モクセイ科の連翹は、花びらが4枚の春の花木。四芒星形のこの花の花言葉は春にぴったりの「希望」だそう。
春へのキラキラした希望が満ちるような枝ぶりです。
「水温む」という表現がありますが
まさにこの水盤の中の事ではないかと思いながら花をいけました。
春の花は茎が柔らかくデリケート
優しくあしらうようにいけたい季節です。
さて、これからはすごいスピードで季節が進みそうです!
emmyさんも、季節の変わり目どうぞご自愛くださいませ。
それではまた!
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二十四節気に合わせ、季節に寄り添ったドリンクとお花の交換会をしています。
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