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晴明(ムスカリ)移ろいゆく水と花

一年を春夏秋冬の4つに分け、さらに約15日ごとに分けた二十四節気。農業の目安として季節の変化に対応するために中国より伝来したと言われています。

移ろう季節をより身近に感じることができたらと思い、emmyと、MayuAraiによるドリンクといけばなを二十四節気の時季に合わせ、お手紙のやりとりをしています。

今回は第五六回目の『晴明』、Mayuからのお手紙です。

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emmyさんこんにちは!
桜も見頃を過ぎた頃、夜はまだ冷えますがいかがお過ごしでしょうか?

暦は進み今日は「晴明」を迎えました。
すべてのものが清らかで生き生きしている様子を表した「清浄明潔」が暦の由来なんだそう。

確かに桜の枝は早くも新芽をつけて淡い萌黄色が顔を出してきています。

先日は春分のお手紙ありがとうございました。
桜の花を閉じ込めたお花見のようなドリンクに思わずため息が出ます。ずっと眺めていたい気持ちです。



山笑うこの季節、足元を見ると小さな花が咲き始めていました。

青紫色の小さな葡萄のような花はムスカリです。
ムスカリは日本では1980年頃から出回り出したようですが、切花はもちろん最近は球根付きでグラスに入れたり、楽しみ方も増えて人気の花です。香りもとてもいいのですよ。

フサフサとしたもう一種の花はアゲラタム。
どちらも意外と手がかからず長く楽しめる花です。

一度庭に植えれば来年も花をつけてくれるでしょう。

合わせた器は楢の台の上に静岡の山奥で焼かれた壺を。


糸水仙の葉を1本だけあしらいました。
はつらつとした季節の躍動感、出せているでしょうか。


新年度が始まりemmyさんもきっと忙しくされている事でしょう。
わくわく、ざわざわ、少し落ち着かない頃ですがどうかご自愛下さいね。

それでは、また!


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emmy

MayuArai

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