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【WCS2017】リモート大会やります&主要デッキ紹介

お久しぶりです。ガルシアです。
最近やりたいことが多すぎて困ってます。

今回はそのうちの一つである、旧環境での対戦イベントの告知、およびその環境における主要デッキの紹介です。

【2020/8/5更新】
当時参加していた選手の方々が公開しているデッキリストをまとめました。

Revival

開催されてから何年も経っているのに、Twitterでも度々話題に出ている2017シーズン。
個人的にも初めて出場した世界大会が2017シーズンなので、思い入れがあります。
いつも思い出話をするところまでで終わってしまうので、いっそ対戦までやってしまおうということで、オンラインの大会を開催することにしました。
当時の感覚を懐かしみながら、あるいは未知の環境であれば、それを開拓しながら楽しんでもらいたいと考えています。

今回の感触次第では、今後も旧環境での大会を開催していく予定です。
個人的には2013年とかやりたい。

5月の毎週CLや日本一決定戦など、どのタイミングのプールにするか迷いましたが、多くの日本人が世界の強豪相手に奮闘したWCS2017環境のプールとしました。

以下が大会の詳細URLになります。
興味のある方はぜひ参加してみてください。

主要デッキ紹介

興味はあるが、当時プレイしていなかったプレイヤーもいると思うので、いくつかのデッキを簡単に紹介します。

WCS2017のTOP32までのデッキリストがLimitlessのトーナメント結果として公開されています。(https://limitlesstcg.com/tournaments/?id=72
ここから抜粋して紹介していきます。

サーナイトオクタン

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Diego Cassiraga - 優勝

まずは優勝デッキから。

《サーナイトGX》の特性による加速を攻撃の軸としたデッキです。
手札の消費が激しいことから《オクタン》や《エルレイド》を採用してドローの補助。
メインが2進化であることから《ディアンシー》、《ロコン》によるサーチ主体の展開を行えるようになっています。
《ワンダーエネルギー》の効果対象は多岐に渡りますが、おそらく主に後述する《エーフィEX》のワザへの対策カードです。

展開が成功したときの破壊力は凄まじく、当時で言うとHP230もなかなか倒せない数値です。
弱点色のはがねタイプが環境に少なかったのも追い風となっています。

Diego選手の勢い良いプレイングに噛み合い、見事優勝を勝ち取っています。

ダストダス派生

《ダストダス》は、WCS2017環境を語る上で欠かすことのできないポケモンでしょう。
数々の派生デッキが存在していたので、主要なタイプを紹介していきます。

グソクダスト

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Naoto Suzuki - 準優勝

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Sho Sasaki - TOP4

多くの日本人が使用し、好成績を収めたデッキです。

《グソクムシャGX》の打点効率、2種の《ダストダス》によるコントロール、それらと《かるいし》、《グズマ》、《アセロラ》といった入れ替え系のトレーナーズとのシナジーで成立しています。
他のデッキに比べると飛び抜けた勢いはないものの、ほのおタイプ中心のデッキを除いたほとんどのデッキに対して互角以上を取れるイメージです。

選手ごとの特徴を述べると、アリス(Naoto Suzuki)選手のデッキには《オカルトマニア》の採用、油(Sho Sasaki)選手のデッキには《マギアナGX》、《マルチつけかえ》の採用が挙げられます。
これはいずれも《サーナイトGX》デッキへの対策カードだと思われます。

小技で攻める、スモールポケモンカードってところでしょうか。
とても日本のデッキっぽくて歴代でもお気に入りのデッキです。

先述した日本人2名が準優勝・TOP4と優れた結果を残しています。
解説記事もあるので、リンク貼っておきます。

https://pokemoncardmemo.com/column/article2017-319/
http://teamachamo.diarynote.jp/201710011655442894/

エーフィダスト

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Xander Pero - TOP4

どちらかというとゴミなだれの《ダストダス》を中心に据えたデッキです。
《エーフィGX》のGXワザを序盤から使うことによって進化デッキ相手にテンポを取ったり、混乱によってグッズ消費を促すことが可能になっています。
後述する高耐久の《ジュナイパーGX》を倒すために《ブースター》が採用されています。
事前調整では《サーナイトGX》に不利を取ると判断してあまり重視していませんでしたが、《エーフィGX》による序盤のテンポアドバンテージが凄まじく、結果としてTOP4に入賞しています。

ジジーロンダスト

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Sam Chen - TOP8

エーフィダストの《エーフィGX》を《ジジーロンGX》に替えたようなイメージです。
《ジジーロンGX》は《エーフィGX》と比べて、タネによる安定感・ホーリーエッジによるエネ破壊→グッズの要求・ぎゃくじょうによる180打点の簡単な確保が優れている点になります。
ドローにも長けていて、このリストはGXワザに加えて《カプ・テテフGX》が4枚採用されているのも特徴的です。

ネクロダスト

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Reiji Nishiguchi - TOP8

珍しいコンセプトでTOP8入賞しているため紹介します。

(GXワザでグッズがトラッシュから山札に戻るなど、)ダストダス系統の課題としている《サーナイトGX》に対して、《ネクロズマGX》によるばら撒き→《エーフィEX》のワザで退化 というルートを持っているため、相性関係が逆転しています。
《ジジーロンGX》を採用せず《改造ハンマー》を2枚採用、《ニンジャごっこ》の採用など、ユニークな構成が目立ちます。

元ポケカ四天王・あめれ(Reiji Nishiguchi)選手が使用し、TOP8に入賞しています。

キュウコンジュナイパー

Haruki Satoyama - TOP32

Limitlessにリストがなかったので、Twitterのリンクを添付しています。

国内環境では5月ごろから存在していたデッキタイプになりますが、世界大会でもそのパワーは健在でした。
《ジュナイパーGX》によるゲームコントロール + 《ダブル無色エネルギー》で起動する多彩なアタッカーたちを用いながら攻めていくデッキです。
《サーナイトGX》などの高耐久進化ポケモンには進化前のポケモン分のダメージを蓄積してから《エーフィEX》で一掃するプランが存在します。

攻め方が多岐に渡るということは、相手の動きに合わせた適切なプランニングが常に求められるということです。
ゲームプランの組み立てという点では世界でもトップレベルであろうharu(Haruki Satoyama)選手が使用し、TOP32に入賞しています。

ホウオウエンニュート

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Takuya Yoneda - TOP16

もともとキュウコンジュナイパーが多い予想がある上に、Day1での《グソクムシャGX》の活躍により、ほのおタイプはDay2のメタゲームにおいてかなりいい位置にいました。
ただ、《ホウオウGX》等の主要なほのおタイプのアタッカーは攻撃後もエネルギーを多く残す必要があり、《サーナイトGX》の攻撃を耐えるのが難しいという弱点がありました。
そこで、《エンニュートGX》を採用することによってその弱点をうまく解消しているのが見事なデッキです。

元ポケカ四天王・ヨネダタクヤ選手が使用し、TOP16に入賞しています。

その他(Twitterより)


まとめ

《カプ・テテフGX》や《カプ・コケコ》が攻撃に参加しやすいことから、アンフェアなデッキタイプが存在しないながらも一方的な相性の殴り合いになることが少なく、バランスの取れた環境になっていることが分かります。

これを機会に、旧環境を体験してみてはいかがでしょうか?
きっと楽しいと思いますよ。


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