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フェード現象とは?ペーパーロック現象やフェード現象の対策を解説します!

フェード現象やその対策方法、ペーパーロック現象などを解説します。

ダイジェストをまとめてますので、サクッと知りたい人は読んでみてください!(この記事にかいてあること↓)
・フェード現象についてわかる
・ペーパーロック現象についてわかる
・フェード現象の対策方法がわかる

詳しく知りたい人はこの記事をチェック♪

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1.フェード現象とは

・フェード現象とは、「車やバイク等の走行中に摩擦ブレーキを連続的に使用しすぎた結果、ブレーキの効きが悪くなる現象」のこと。
・フェード現象が生じ始める温度は「フェードポイント」と呼ばれる。
・フェードポイントは摩擦材の素材によって異なり、一般的な車体に多く採用されているノーマルパットでは、300度〜350度に設定、高速運転に適したスポーツパッドでは、400度〜700度ほどに設定されている。

フェード現象のメカニズムは以下のとおり
1.フットブレーキの使いすぎで摩擦材が加熱される
2.摩擦材の素材であるゴムや樹脂等が耐熱温度を超えて分解・ガス化する
3.ガス化した摩擦材がブレーキローターの間に入り込む
4.入り込んだガス膜が摩擦係数を低下させ、フットブレーキの効きが悪くなる

2.ペーパーロック現象とは

・ペーパーロック現象とは、以下のような仕組みで起きるブレーキの異常のこと。

ペーパーロック現象が起きる流れ
1.フットブレーキを使いすぎることで摩擦熱がブレーキフルード(ブレーキ液)に伝わる
2.ブレーキフルードが沸騰し、気泡が発生する
3.気泡が発生し、ブレーキペダルによって発生した油圧がブレーキフルードに伝わらなくなる
→こうしてブレーキが効かなくなる現象を「ペーパーロック現象」と呼ぶ

■ウォーターフェード現象
・ウォーターフェード現象とは、路面の水によってブレーキの摩擦材が濡れることで、ローターとパッドの隙間に水が入り込み水膜を作られ、制動力が弱くなる現象のこと。
・冠水した道路や雨天の長時間運転、水没路面の走行時に起こりやすい。

ハイドロプレーニング現象
ハイドロプレーニング現象とは、濡れた路面を高速で走行した際にタイヤと路面との間に水膜ができ、車体が浮いた状態になることで、ハンドルやブレーキがコントロールできなくなる現象のこと。
・「アクアプレーニング現象」と呼ばれることもある。
・高速道路で起きやすく、雨天の高速運転時には注意が必要である。

3.フェード現象への対策法

・エンジンブレーキを使うことでフェード現象を防ぐことができる。(エンジンブレーキとは、エンジンの抵抗を利用したブレーキのこと)
・長い下り坂や高速道路の走行中、一般道での信号の手前などで積極的にエンジンブレーキを使う
・ブレーキオイルは2〜4年に一度を目安に交換する。
・ブレーキパッドがすり減っていくとブレーキディスクにあたり「キーキー」という音が車体から鳴るが、このようなブレーキパッドの異常を感じたら、すぐにブレーキパッドの交換や修理をする。

いかがでしたでしょうか?
ブレーキが効きにくくなることは重大な事故を招きかねません。フェード現象をはじめ、ブレーキの効き具合に異常を感じたら、すぐに点検をおこないましょう!

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