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2人よりも3人で考えること

2019年2月28日(木)の夜ですね。

皆様こんにちは。
腰の痛みが再発しました。
滝山千紘・30歳女性です。
前回整形外科を受診したときは「もう無理これ身体がまったく動けない!」状態でして。車椅子も無理!ストレッチャー!ストレッチャーも痛い!!とどうにもならない痛みを経験しました。今日は「あれ……この痛みは放置すると前回みたいに激痛がくるパターンかもしれない……」と事前に察知。暫くは薬を飲みながら、腰の痛みは様子見となりそうです。

有料記事をはさみまして、前回は『女友達に助けを求めて2人で話した』ところまで書きました。
では、時を同じく1月6日(日)22時まで遡ります。

約360km離れた友人へ「たすけて」

地元の女友達・レイちゃんへ「たすけて」と送ったほぼ同時刻。私はもう1人の友人に「たすけて」とSOSを発信していました。
助けを求めたのは、約360km離れた場所に住んでいる男友達です。男友達は翔太くん(仮名)とします。翔太くんと出会ったのは、某国民的MMORPG。簡単に言えばオンラインゲームです。たまたま同じサーバーで遊んでいたのがきっかけで、個人的な連絡先を交換していました。オフ会で直接会ったこともあり、同世代ということもあり、週に3~4日は何かしらPTを組んで一緒に遊ぶ健全な男友達の1人です。

翔太くんとは毎日遊び、毎日何かしらくだらないメッセージのやりとりを行っている関係が3年近く続いています。お互い一人暮らし。お互いの住所も知っています。リアルにプレゼントのやりとりがある感じの交友関係です。
1月6日も、翔太君から『様子がおかしいけど何かあった?』と質問が届いていました。いつもはメッセージに気がついた時に即レスしていますが……何かあったかと聞かれれば、ありすぎて何から話して良いかわからない状況でした。

「既婚者に騙されていたっぽい」「は?」

「たすけて」と送ると、翔太くんから即「なにがあった?」と電話がありました。

まずは女友達(レイちゃん)が30分ほどで我が家に来る事を伝え、30分だけだったら通話出来ることも伝えました。
翔太くんからは「何があった?」と聞かれまして「なんかね……既婚者に騙されていたっぽい?」なんて自分自身でもよくわからない反疑問系で答えていたようです。「は?」翔太くんの声色がいつもと違う事に気がつきました。

「既婚者に騙されてたって……ゲーム内か?それともリアルか?」
「リアル。自称奥様から法律的慰謝料100万円請求された。」
「法律的慰謝料って……なんやねんな……それ。」
「私もわけわかんない……相手が本当に既婚かどうかもわかんない……。」


元々翔太くんには、私に恋人がいることも伝えています。私も翔太くんに過去恋人がいたことも知っています。お互いあくまでオンラインゲームでの友達というスタンスで、年に3~4回程度、オフ会で顔を合わせる友人の1人です。
翔太くんに状況を説明するときには、涙は出たものの「自称奥様から法律的慰謝料100万円請求された」という言葉を言い慣れてきた感がありました。
弁護士の先生→探偵さん→地元の女友達・レイちゃん→遠くの男友達・翔太くんと説明するのも4回目。慣れてきますよね……。

「死ぬな。とにかく死ぬな。」と言われた日

1月4日から6日午前中までの出来事を話し終えたのが22:15頃。翔太くんは一連の話を聞くと「わかった。千紘、とりあえず自殺は考えてないな?」と低めのトーンで聞いてきました。1日で友人2人から自死を選ぶのではないかと疑われていた模様です。

「自殺は考え取らんよ。でもね、身体はすごいしんどい。」
「どんな風に?」
「なんかね、重い。起きれんくらい重いんよ。身体が重くてまったく動かんの。」
「そっか……飯は?ちゃんと食えとるん?」
「……なんも食べる気が起きん……。」

レイちゃんが我が家へ到着するまでの約30分、翔太くんはいろんな事を話してくれました。そして私の話もしっかり聞いてくれました。何かあれば「死ぬな。」「とにかく死ぬな。」「あとちょっとでいいからもう少し通話しとこ。」と言われました。
残念なことは、私がその日の会話をあまり覚えていないということです。

通話履歴も残っている。実際に30数分間話していた履歴も残っている。
ただ私側の記憶に残っていないだけ。

レイちゃんが我が家に到着したことを伝えると、そのままスマホをレイちゃんに渡したところまでは記憶に残っています。

「8日、そっち行くから。」「へ?」

話が前後するので、時系列に並べます。

1月6日 22時頃 レイちゃんと翔太くんへ「たすけて」とメッセージ送信
送信後すぐにレイちゃんから着信あり。
「今すぐそっち行く。」と言われ、電話が切れる。
その後すぐ、翔太くんからのメッセージに気がつき返信。
翔太くんから「女友達が到着するまで通話出来るか?」と言われ、通話スタート。
22時40分頃、レイちゃんが我が家に到着。翔太くんへ伝えると「女友達と電話交代出来るか?」と言われ、そのままレイちゃんへスマホを渡す。
レイちゃんと翔太くんが数分通話。連絡先を交換した模様。

もっと付け加えると、レイちゃんと翔太くんは、この通話がファーストコンタクトとなります。今になって思い返すと本当申し訳ない……!!

1月7日の朝7時45分頃にレイちゃんは職場へ出勤。私は自宅で1人横になっていました。体調は万全じゃなかったけれど、昨晩少し眠れたおかげで少しだけ体調も回復しているように感じました。
8時頃、翔太くんからメッセージ有り。

「とりあえず8日にそっちいく」
「へ?」

「今回の正月休みも残っとってん。そっちに話ききに行ってもええか?」
「良いけど……正月休みって休んどらんでしょ?もっと有意義につかいんさいや……」
「ええって。俺がそっち行って話し聞きたいんや。」

後ほど知った事ですが、6日の夜にレイちゃんと翔太くんが連絡先をこっそり交換していたそうです。そして6日深夜、私が寝たのを確認した後に2人で通話。レイちゃんも仕事があるため、とりいそぎ7日の午前中まで私の側で様子を見ると翔太くんに伝えたそうです。
翔太くんはと言えば、いわゆる正月休みは元日のみ。その他の日は普通に出勤しているので、休みを取ろうと思えばどこでも申請出来る状況だったそうです。
翔太くんは8日から3日間の休暇を申請。取り急ぎ8日の朝、約360kmの距離を車で来ると宣言されました。

被害者を1人にさせない・孤立させないこと

レイちゃんと翔太くんが私に対してここまで行動してくれた要因はなにか。
1ヶ月前の私は冷静さも自尊心も失い、さらに持病も悪化して何もかもを失っていました。
現役でカウンセラー(※現在の公認心理師)として働くレイちゃんに「たすけて」と送ったことで、彼女目線は「まずは生命の安全を確保」した上で、本人を傾聴することを選んだそうです。
※公認心理師とは、日本初の心理職の国家資格。できたてほやほやの資格。登録証が届いたと報告を受けました。

同じく「たすけて」とメッセージが届いた翔太くんは、普段弱音を吐かない人間から「たすけて」と届いたことで、ただごとではないと感じたそうです。実際に流れを聞くと、ただごとではない、と。
レイちゃんと翔太くん間の初めての通話で私に対して「とにかく被害者を1人にさせないこと」「精神的にも肉体的にも孤立させないこと」を第一に、夜も遅かったので詳しい事は8日の夜に3人集まって話そうと決めたそうです。
どこか客観的に書いているのは、8日夜に3人集まるという流れも、私は何も関わっていないからです。

自分1人で冷静な判断んが出来ないくらい、心身ともに衰弱しきっていた。

約360kmの距離を車で移動してくれた翔太くん。彼にどうしてそこまでしてくれるのか聞いたところ「だって千紘も俺が手術したときに見舞いに来てくれたろう。その時のお返し。」と言われました。

そう言えば……私、翔太くんが体調不良で入院したとき。
新幹線でお見舞いに行ってた!

こんな風に巡り巡って自分の元へ良い縁が返ってくることもあるのだと、よくわかった出来事でした。

今回は2人の友達がどのように行動を起こしてくれたかをまとめました。
どこか客観的なのは、私自身の現実味が未だに少ないからです……2人に申し訳ないと思っています。

ここまで1月4日~7日深夜までの出来事を更新しました。
肝心のロイくん(41歳・自称独身・本当は既婚者)の存在が皆無と思いますよね?

実はここまで、ロイくん本人とは一切連絡がとれていません!

私と連絡が取れなくなったその裏で、ロイくんはいったい何をしていたのか。次回は後日ロイ君から聞いた1月4日からの1週間について更新予定です。

奥様(私より年上の30代前半)に私(独身・30歳)の存在がバレたロイくん。
騙していた事は悲しいし怒りも覚えたけれど、性嗜好障害を抱えた彼は彼なりに、私を守ってくれていました。

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