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生存戦略 短所と長所は表裏一体

かつて精神世界や、霊感商法、自己啓発に相当はまって
(というかそれらの分野を学ぶことが人生の目的になっていました、
ヒトって何?この宇宙とか全部なんのため?と)

そして最終的には、科学をいかに利己的に解釈するかという思想に傾倒しきって、その中で最悪な気分を味わいました苦笑
・マルチバースなので一人ひとつ宇宙があるので、自分の宇宙では何をしても良い、自分の感情、やりたいことをいつも優先する
それが、自分のためにも、社会のためにもベスト(という説)
・この世界は自分が観測している。自分の世界を成り立たせるために、この世界の人々は存在している。(という説)
・願いが叶わない宇宙があるということは、その逆の願ったことが何でも思い通りになっている宇宙もあるので、そのパラレルワールドに移動するだけで全てのことが思い通りになる。ちなみに急にお金が湧いてくるとかも叶う。(という説)
これらが最終的にわたしがたどり着いて盲信していたことです。
今思うと、欲しい、欲しい、欲しいのゾンビ状態でした。
感情的に表現すれば、本当に底なしに苦しい苦しい苦しい苦しい日々でした。

得たい!というパワーが強力なのでたとえば仲良くなりたい人とすぐ仲良くなれます、しかし一瞬で終わってしまいます
恋愛も長くつづきません、最長2年、しかもアンオフィシャル。
営業をやらせればもりもり働くし、一生懸命目の前の人に尽くすので
成績をあげます、しかし花火的にドカーンとあがっておわり、すぐ頭打ちになり、1000万円以上売り上げている他の先輩社員に嫉妬する始末笑
しかもお客さんとは大の仲良しで、お店の外でも友達ですが、社員とはバチバチ、上司とも必ず喧嘩して退職。(クビならまだしも退職するんじゃなかったかも、、と後悔)
ゆっくり着実に何かを積み上げていくのではなく、いつもあっちにぶつかってはこっちに跳ね返り、こっちに飛びついてはあっちに飛びつきという
超unstable人生。。

そして布団からでなくなったことをきっかけに限界を感じ、今までの自分を建設的に批判し、真逆のことをしてみようと思い立ちました。
13年くらいずっと盲信してきた”宗教”から離れるので最初はかなりの不安
を伴いました。

でも少しずつ、段階的に、ゆっくりと真逆のことを続けました。
自分を立て直す時だと強く感じました。

まず、一旦、霊感商法のすべて、自己啓発のすべてを一旦すべて否定し、遮断しました。
一旦というのは真実かどうかはいつも未知であるという前提の上で、
とりあえず、今までの自分にとっては害になってきたので
自分にとって有害なものと何度も認識させることで、徐々にその情報から離れていくことができました。

(個人的には、今は、それらの分野で、どう生きるか?を説いているものは
究極、個人に有益ではないと考えています、それらの情報が正しいとしても、です。(正しい情報もたくさんあるのが事実です)ですが、ヒトがヒトに生き方を説く、しかもそれが有料であるという大きなその構図はヒトの思考を停止させ、自力で試行錯誤する機会を奪ってしまうという点で有益ではない、とくにニューロマイノリティ(神経発達症)のひとたちにとってはかなり危険なものになり得ると考えています。
砂糖、酒、ギャンブルなどに似ています、たまに取り入れると瞬間的な快楽と安心もたらしてくれるのですが、自分を客観視し律する自制心を働かせられない場合には、毎日常用するにはリスクがあるもの。

今でも覚えていますが最初の数日間はやっぱり不安になって、目先の安心を得たい衝動を抑えられず、最初の1週間くらいはどうしても見るのを辞められなかったYouTuberがいました笑
でも知識を増やしていけばいくほど、その不安も消えていきました。

そしてとくに霊感商法の仕組みと、カルトの仕組みが非常に似ているので、どのようにヒトが洗脳されるのかも大量に情報収集して日々学びました。
様々な自分に似たケースを聞くうちに、客観的な視点も徐々に育っていきました。

そしてニューロマイノリティ(神経発達症)の「騙されやすい」「洗脳されやすい」という特性があることを知って

それなら社会のために活躍する学者や経営者などのリーダーたちや、精神かに洗脳されれば、もちろん彼らもいつも間違えてないわけではないけど、いくぶんか人類にとって有益になりうるんじゃないかと仮説を立てました笑

依存的な今の状況はすぐに変わらないのであれば、一旦、依存先を別なものにしようという発想で笑

これはかなり効果がありました、どんどん習慣が変わって行き、後ろ向き、自責的な思考も減っていきました。

【新しい洗脳され先笑】
・Brilliant.orgで数学、物理を学ぶ
・精神科医のチャンネル、国内、国外を大量視聴してインプットする
・東京大学の高校生向けチャンネルを大量視聴してインプットする
・アスペルガー当事者の発信を大量視聴してインプットする

そうやって学んでいくうちに、自分の知的好奇心がどんどん満たされると同時に、謎がどんどん解けていきました。
特に、アスペルガー当事者の、吉濱ツトムさんと、イーロンマスクさん、スタンフォードで教鞭をとる神経科学者のAndrew Hubermanさんからは日々多くのことを学ばせてもらいました。

イーロンマスク氏がポッドキャストで面白い話をしていたので2つ最後にご紹介します。

1つ目は脳について
本能を司る脳の部分(好き嫌い、恐怖を感じる部分)に
思考や理性を司る脳の部分が、いつも奉仕しているような力関係だと言っていたのがとてもなるほどでした。
それらの2つのパートが共存して、ほとんどの場合、後者が本能部分をなだめながら生きていると。
たしかにまさに自分が日々行っていることだなと。

そして、2つ目が、決定論か自由意志か、という話で
(宇宙誕生から全てはシミュレーションされたかのように動いている
ビリヤードみたいに、ボールがはじかれてあちこちに動いていくけど、ボールが意思を持って自由に別な方向に行ったりはしないという決定論と、
そうではなくてわたしたちは自由に意思を持って生きているという自由意志の立場)
「おそらくシミュレーションだとしたら、この世界の外にいる存在は、
このシミュレーションを試してみたらどうなるかを見たかったからかと。その結果が分かっているのにわざわざシミュレーションする理由は無いから」

たしかに!!

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