有料ユーザー向け広告「半減」は秀逸なアイデア

米ツイッターのイーロン・マスク最高経営責任者(CEO)は12日の投稿で、青色の認証マークを付与するサービスについて、広告数を半分に減らす考えを示した。さらに、来年は広告無しのプランも提供するとした。

マスク氏、広告半減させるとツイート 青色の認証マーク対象

 広告「半減」というのは商売として良い戦略だと思う。前々から、Youtubeなどが行ってる有料会員には広告を出さないやり方には疑問点があった。というのも、広告主としては、サービスに金払ってるような金払いの良いユーザーに対してこそ広告を打ちたいはず。

 にもかかわらず、金払いの良いユーザーをサービス事業者が囲い込んで、広告主はそこにリーチさせないと言うのでは、広告主にとって広告を打つメリットが減り過ぎる。

 その点、広告「半減」戦略なら、有料ユーザーをターゲットに出来る広告は、広告価格を倍(かそれ以上)に設定することで、有料ユーザーの視界に入る広告の数を半減させつつも、広告の総売り上げは減らさずにすむ。更に広告主としては、サービスに金を払っているような金払いのいいユーザーをターゲットにした広告を打つオプション選択が可能となり、サービス事業者と広告主が共存共栄できる。

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