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アクロバティックな論理展開で、同性カップルの人間関係を規定する法制度の不存在が憲法24条に反し違憲と主張する札幌高裁の判断に対する、立法不作為を理由とした違憲判断の権力分立と民主主義への侵襲の観点からの批判

序 令和6年3月14日の札幌高裁の判決に関し、権力分立が保障された国家の主権者たる一国民の立場から、アクロバティックな論理を以て権力分立と民主政への侵襲性が最も高い立法不作為への違憲判断を行った裁判官3名の、国家権力を壟断する振る舞いに対して以下に厳しく批判をしたい。 札幌高裁判決全文 https://www.call4.jp/file/pdf/202403/04097ed5db19a01e5f19d1c99857d8be.pdf  本批判を行うに当たっては、前提となる

    • 有料ユーザー向け広告「半減」は秀逸なアイデア

       広告「半減」というのは商売として良い戦略だと思う。前々から、Youtubeなどが行ってる有料会員には広告を出さないやり方には疑問点があった。というのも、広告主としては、サービスに金払ってるような金払いの良いユーザーに対してこそ広告を打ちたいはず。  にもかかわらず、金払いの良いユーザーをサービス事業者が囲い込んで、広告主はそこにリーチさせないと言うのでは、広告主にとって広告を打つメリットが減り過ぎる。  その点、広告「半減」戦略なら、有料ユーザーをターゲットに出来る広告

      • 多分ツイッターに来るモキュメンタリーCMの未来

         今後ツイッターではモキュメンタリーの手法を用いたプロモーション、「モキュメンタリーCM」、「モキュメンタリー・プロモーション」とでも言ったものが広まるのではないかと思う。このことは、最近バズったZ李氏のバイク泥棒大捕物劇を切っ掛けに考え始めた。 参考:Z李さん、盗まれてヤフオクに転売されたバイクを取り戻すことに成功  あの騒動の中で、タンクにプリントされた「新宿租界」のロゴがバイク泥棒特定の決定的証拠になったとの話しが出てきたのだけど、あの捕物劇に興味を持った人間の多く

        • よくあるネタ

          ――2002年の世界 「俺は2022年の世界から来た時間旅行者だ、この先20年の世界情勢を教えてやろう」 「へぇ、21世紀に入って20年以上も立った時代なら、世界も随分進歩してるんだろうね」 「クーデターが起きてタイが軍事政権になる」 「東南アジアの優等生が?!」 「香港の自由と民主主義が失われる」 「一国二制度はどうなったの?」 「イギリスがEUを離脱する」 「いや、いくら何でもそれは……」 「ドナルド・トランプがアメリカ大統領になる」 「はい嘘、もう完全に分かったわ」 「

        アクロバティックな論理展開で、同性カップルの人間関係を規定する法制度の不存在が憲法24条に反し違憲と主張する札幌高裁の判断に対する、立法不作為を理由とした違憲判断の権力分立と民主主義への侵襲の観点からの批判