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非モテにみられる2つのタイプ~その① 自分よりモテない人などいない~

今回は少し極端な話をします。
私は恋愛経験が少ない人に向けて記事を書いていますが、「恋愛経験が少ない」と一言で言っても、そこには様々なバリエーションがありますよね。
付き合ったことはあるけれど、人生のほとんどの時間を仕事や介護などで費やし、恋愛する時間が取れなかったという人。付き合ったことはないけれど、何度も告白されたことがある人、など。
今回は、恋愛経験が少ない人の中でも、特に“誰にも告白されたことがないし、誰ともお付き合いしたことがない人”に見られる傾向についてお話していきたいと思います。

自分よりモテない人など、この世に存在しない

ネットを覗いていると、いわゆる“非モテコミュニティ”のような場所で、《下にマウントを取る人》を見かけることがあります。
例えば、誰かが小学生のときに一度しかバレンタインにチョコをもらったことがない、と呟けば「俺は一度たりとももらったことはない。お前は非モテではない」と絡んだりするような。

確かに、自分は誰よりも恵まれてない、と考えることはときに自分を楽にしてくれるものです。そして一度でも心無い言動に傷つけられたことがある人なら、他の人が嘆いていることに対して「たかがそれくらいのことで」と憤りを覚えることもあると思います。


こういうタイプの方は「どうせ自分は誰よりもモテないんだから結婚なんてできるわけない」と結婚を端から諦めたような発言をすることが多いように思いますが、実はこういう人こそ、結婚に向いている、と言っても過言ではないと思います。
詳しく説明します。

選ぶ・選ばれるではなく、見つける、探し出す


私は結婚していますが、人生でモテたことは一度もありません。ですが、おそらく自らを“喪女(モテない女)”と自認している人の中には、「結婚できたくせにモテないなんて言うな」と憤りを感じる人もいると思います。

そもそも“非モテ”にこだわる人は、他人と比較して、その尺によって自分を苦しめている傾向にあります。
「誰と比べるまでもなく、誰にも選ばれないんだから非モテだ」という人もいるでしょう。
ですが、《選ぶ・選ばれる》という概念自体が、自分を苦しめている原因なのです。

婚活というのは《選ぶ・選ばれない》の世界に身を置くことのように思うし、実際私も始めた当初はそう思っていました。
婚活で痛い目に合う以前は、“選ばれる”以前に結婚相手を選ぼう、なんて厚かましいことも考えていました。
しかし、長年婚活をやっていてわかったのは、結婚とは《選ぶ・選ばれる》というものではなく、《見つける、探し出す》ものだということ。
ただしこれはモテない人にとっての考え方です。モテる人は選べる立場の人であると思います。
ただ、逆に言えば選ばれ、取捨選択される立場にも成りうるわけで、これがある程度モテる人でも容易に結婚できるわけではない所以だと思っています。

それはさておき、モテない人は恋愛という戦場では選ばれず、選ぶこともできなかったわけですが、婚活にフィールドを移せば、戦法は《見つける、探し出す》に変化します。
なんと言っても、日本では結婚は一人としかできません。その一人を見つける、探し出すこと=結婚、なのです。

例えて言うならば、結婚相手はあなただけが開けられる宝箱。宝箱は無数に散らばっていますが、あなただけが開けられる宝箱を探し、見つけ出さなければなりません。

他より大きかったり綺麗で見栄えがいい宝箱を“選んだ”としても、自分が開けられるとは限りません。自分にしか開けられない宝箱は他と比べて選ぶものではなく、根気よく探さなければ見つけることはできないのです。

また、もちろん《見つけてもらう、探し出してもらう》という可能性もあります。それこそがモテない人に結婚が向いている理由になります。
次で詳しく説明します。

自分史上最高を目指す


一人を見つける、探し出すことが結婚だと先ほど言いましたが、結婚は一人ではできませんので、自分が《見つけてもらう、探し出してもらう》ということももちろんあるでしょう。
モテる人のように選び放題では無い場合、自分の結婚に適する人はほんのひと握り。モテない人は、他の人と比べて落ち込んだり、他の人より上でないと!と必死になったりするのではなく、“自分自身と比較し、自分史上最高を目指す”ことが結婚への近道となります。
モテなくてもいいのです。つまり、多くの人に選ばれる必要はないのです。

ただ、見つけてもらいやすくするために、自分を磨く必要はある。その人の目の前に宝箱があっても、くすんでいれば見落とされてしまうかもしれません。どんな形でも、磨けば輝いて見つけやすくなるし、その磨いた痕跡も努力として評価されます。

モテたい、選ばれたい、ではなく結婚に焦点を当てれば、人と比べて苦しむこともなく、ただ自分にとっての最高を目指せばそれでいいのです。

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