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【#04 株式会社井戸商店】

こんにちは!取材型インターンシップに参加している板垣美里です。このインターンシップでは、釜石に根ざす企業へ取材に伺い、その魅力を多くの方にお伝えする活動に取り組んでいます。
今回取材した企業は、全国の学校給食や飲食店などにイカを届けている「株式会社井戸商店」さんです🦑


井戸商店とは?

釜石で創業し、イカを専門にした水産加工冷凍食品を全国の飲食店や学校給食へ届けています。私の気づかないところで井戸商店のイカを食べていたなんて驚きです。

会社概要

株式会社井戸商店
◾️住所|〒026-0002 岩手県釜石市大平町4丁目1-26
◾️設立|1968年
◾️従業員数|24名
◾️業務内容|業務用イカの製造・販売
◾️公式HP|https://ido-syoten.jp
◾️楽天市場|https://item.rakuten.co.jp/kamaishi-bussanten/idos002/

工場見学レポート

学校給食や飲食店に届けられているイカを加工している工場を見学させていただきました。工場ではどのような加工がされているのでしょう。

冷凍されたイカを解凍している工程。
このイカはチリから届きました。
イカの下処理をしている工程。
小ロットずつ下処理をすることで鮮度を保ち、イカのおいしさを届けることができます。
イカに切れ込みを入れる加工をしていく工程。
この加工を行う機械をつくるきっかけになったのは井戸商店だそうです!
冷凍したイカをカットしている工程。
カットされたイカはすぐに袋に入れられます。

社長インタビュー:大橋武一さん

ねじねじくんやその他の商品を試食している様子。
左から大橋社長、大橋常務。

Q1:イカと言ったら井戸商店!なぜ井戸商店の商品が選ばれているのでしょうか?

・品質の良い商品製造に力を入れていること
・お客様のニーズに合わせた商品展開を行っていること
・お客様との信頼の厚さ

これらの点から、私たちの商品が選ばれているのではないか思います。

Q2:井戸商店の商品の強みはなんですか?

少量多品種短納期です。多くの種類を扱っているので、お客様のニーズに合わせて商品を届けることができます。海外から輸入できないような小ロットの商品を製造販売をしています。

Q3:なぜ少量多品種の商品を扱うことができているのでしょうか?

トヨタの「カイゼン」の思想を取り入れたためです。製造ロットを大ロットから小ロットに切り替えたことで効率的に製造することができました。

※カイゼン:現場で行われている作業やプロセスを効率化や安全性向上を目的とし、見直す活動のこと 
 

Q4:特許を取得した商品があると聞いたのですが…

特許を取得した商品は「ねじねじくん」です。ある取引先よりいただいたクレームから商品の着想を得ました。加熱するとねじれるイカの特性を活かした商品です。

加熱することでイカがねじれる特性を活かした商品「ねじねじくん」
ねじねじしていてかわいいです。
「ねじねじくん」の姉妹商品の「花ちゃん」
加熱すると、クルッと丸まりお花の形になります。

工場長インタビュー:東谷祐輔さん

東谷祐輔さん 入社5年目
営業部、製造部製造管理、副工場長を経て現在は工場長として働いています。

Q1:井戸商店に興味を持ったきっかけと決め手を教えてください

前職の常連客である今の専務に声をかけられたことがきっかけです。その際、ぜひ一度工場見学をしてみないかとお誘いをいただきました。
入社の決め手は、工場見学をして印象が変化したこと、待遇も良かったことが決め手です。

Q2:実際に工場見学をしてみてどう思いましたか?

当時は、水産業に対してネガティブな印象を持っていました。しかし、実際に見学すると工場の中はきれいで、従業員の方も挨拶をしてくれ、とてもイメージが変わりました。
もし、少しでも興味がある方は、工場見学をおすすめします!

取材を担当した学生記者(板垣美里)

記者の感想

実際に工場見学をして、機械と人の手を使いながら効率よくイカの加工をし、お客様のニーズに合わせて多くの商品を製造していることに驚きました。
取材から、井戸商店のイカが想像以上に多くの学校給食に使われていることを知りました。常に商品の品質を追求し続ける姿勢が、お客様から選ばれ続けているのではないかと思いました。
井戸商店の皆さん、ありがとうございました!

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