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自己流の、小説を速く書く方法を提案してみる。

これは読み物ではありません。飲み物です。
用量と用法をお守り下さい。

こんにちは。お前の事なんてしらんって言う人は始めまして。
鶴琉世乃(つりゅう・ぜの)と申します。お見知りおきを。
ここでは睡眠・食事・仕事以外を全て執筆に捧げている私が、小説を出来るだけ、速く書けるようになる方法を書こうと思います。
多分最後らへんは「こいつ、頭おかしいことかいてんな」みたいな反応になりますが、全部私が実践している・していたことです。
決して無理はせず、出来そうなことをしましょう。

――っと。
本題に入る前に、少しだけ身の上話をさせて下さい。
どうでもいいよ、っていう人は良いですけど……。

少しだけ、身の上話

私は「小説家になろう」を基本的な活動拠点にしている、アマ作家ってやつです。
代表作は一応「四煌の顕現者」。
この作品のほぼ唯一の自慢と言えば、なろう作品でありながら「異世界転移・転生」「チート」「ハーレム」――所謂【なろう系】代表格の要素が一切組み込まれていないにもかかわらず、ブックマークが6800件あるということですかね。勿論上は2600作品くらいありますけど、一応上位0.7%圏内でございまする。

私は基本的にストックを作りませんが、「四煌の顕現者」では1ヶ月で88話の更新をして居ます。そんな人です。よろしく。

速く書けない理由を考えてみる。

最初に一つ。15分で何文字書けますか?
一つの基準で良いんですけど、私は速いときで900文字くらい。
遅い時でも500文字くらいです。まちまちですけど、平均が大抵750文字くらいになるとおもいます。
これ以上に書けるよ、って言う方は多分読まなくていいかもです。

完全に持論な話ではありますが、執筆がなかなか進まない人には4種類あると考えています。
①脳に対して手が追いついていない
②物語が思いつかない
③キャラの動きが分からない
④頭に絵・映像は思い浮かぶが言語化出来ない

さて、どれでしょう? まあどれでも良いんですけど。
取り敢えず、方法を説明していきますね。
方法の後の★はお勧め度です。5つで最大になります。

タイピングの練習をする ★★★★★

多分、基本中の基本。スマホで書いてるって人はフリック入力でも良いです。どんな状況であろうとも(特に①)、頭に思い浮かんだものを直ぐ出力できるようにしましょう。
タイピングの速度というのは、あくまでも目安ではありますが。
速くて困ることはないです。ガンガン練習しましょう。
おすすめのタイピング測定をはっつけておきます。
https://typing.tanonews.com

単語登録・予測変換を活用する ★★★★★

どの作品でも同じなんですけど、固有名詞が一つもでません、みたいな作品は無いと思うのですよ(web小説での話です)。だから単語登録をしてください。
例えば――自作品からで申し訳ないのですが、
髭切鬼丸(ヒゲキリオニマル)】と打ち込むとします。
何もしないでいれば、「【】(かっこで出ます)」と打ち、髭切鬼丸でそれぞれ分けて打ち込み、最後にそのサイトでのルビ表示に従ってルビを振る、みたいな感じになると思うんですけど。
――正直、時間が勿体ないです。全部一緒くたにして単語登録しましょう。予測変換の機能も使えば、直ぐ出てきます。

ただし、一つだけ注意。スマートフォンで予測変換に頼り切りになると文章がふにゃふにゃに軟らかくなります

即興小説トレーニングを利用する ★★★★

即興小説トレーニング、というサイトがあるのですよ。
「より良い作品を創れるようになるのに最も効果的な方法は、一度生み出したものを大事にすることでなく、何度も生み出し、『生み出す』ことにおいて上達することである」
という思想のもとに生まれたウェブサービスです。

――と、ある通り、トレーニング用です。
時間を区切って小説を書くことが出来ます。常に締め切りに追われる感覚を疑似体験できると同時に、いかにして頭の中で素早く物語を構成し、オチを作るかのトレーニングにもなります。
特に、先程の4種類の中で物語に難がある人に良いかも。

先にプロットを作っておく・設定を作り込む ★★★

プロットってのは、簡単に言えば物語の骨組みみたいな奴です。web小説では規定なんてないので、基本的に私は作りませんが。公募用原稿では作ります。
プロットがあれば、途中で行き詰まることはほぼ無いと思います。描写や表現には悩むかも知れませんが、そのシーンで何をするかをあらかじめ決めておけば、後はその通りに書き進めていくだけですので。
プロットの量は、特に気にしなくて良いです。
例えば、5万文字の小説を1作書くとして。私は7000文字程度で作りますが、緻密に組み立てる人は10万文字以上作るって人もいれば、起承転結それぞれ1行ずつ、みたいな人もいます。
設定に関しても同じような感覚で良いと思います。そもそも頭の中に思い描けるよ、って言う人なら態々作らないって人もいるくらいですし。

セリフ先書き戦法 ★★★

この辺からネジが飛び始めます
私が本当に切羽詰まった時の話ですが。
web小説1話分の物語を頭の中で思い浮かべながら、先に全てのセリフを書き出し――そこから地の文を埋めていくという方法で小説を書きます。
先に書いたセリフによって物語が固定されるので、プロットと同じような効果を得られます。

後ろは振り向かないし、書いたものは消さない ?

多分真似しない方が良いと思うけれど、スランプに陥っている人には★4の方法。私は普段からやってますが、まったくお勧めできません
方法というよりはスタンスですね。
基本的にweb小説を書く時、私は直前の修正こそしますが、その一文一文ができあがったら基本手をつけません。気づかないうちにタイピングミスや変換ミスをしていたとしても、ノリと勢いに任せて後ろを振り向かず書き続けます。
1話分完成しても同じで、一度は読み直しますが、そこで何度も読み返したりしません。そのままの勢いで即投稿
投稿が終われば小休憩をして次を書き始めます。完全に手が止まるまで。
ずっとそれを繰り返すのが究極の執筆方法だと個人的には思います

その結果何が生まれるかというと、投稿した後の感想で指摘されても「ノリと勢い」で書いた結果なので、自分が当時何を書いていたかまるっきり思い出せないって所ですね。三歩で忘れる鳥頭

だけに。

その他、やっていること

キーボードを高いのにしましょう。私は東プレのリアルフォース変荷重を使ってます。毎日べらぼうに打つせいで、一時期ずっと腱鞘炎だったのですが(その間も打ち続けていたため治りが遅かった)、リアルフォースにしてから腱鞘炎がほぼ無くなりました。2万円以上しますけど、価値は十分以上にあると思いますよ。

まとめ

ここまで読んでくださった方、ありがとうございます。
一時期は「執筆狂い」だの「中毒患者」だの散々な言われ方をしていましたが、それは色々試した結果ですねー。
くれぐれも腱鞘炎には気をつけて……。
乱文失礼致しました。ではまた。


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https://twitter.com/Tu12yu_Ze1Vo

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