ローリングストーン誌が選ぶ「歴代最高のアルバム」500選 (2020年改訂版)

488位:The Stooges 『The Stooges』(Elektra, 1969)

＜ローリングストーン誌による解説＞
　「少量のマリファナと大量の疎外感」を燃料にして、ミシガン出身のThe Stoogesはヒッピーの理想主義に嘘を叩きつけ、冷めきったクラブ客でさえも興奮させる攻撃性をもって演奏していた。Velvet Underground元メンバーのJohn Caleがプロデュースしたこの荒削りなデビュー作では、Ron Ashetonのワウギターがほとばしる中で、Iggy Stooge (本名James Osterberg)が“I Wanna Be Your Dog” 、“No Fun” 、“1969”といった未来のパンク・クラシックを怒鳴るように歌う。これらの曲は「退屈さが武器になること」を示し、これがパンク・アティチュードの手本となっていった。
(翻訳：辻本秀太郎、 原文へはこちらから)

＜ランキングに関するデータまとめ＞
【2020年度版】
同アーティストのランクイン枚数：2枚（本作は上から2番目)
【2012年度版】※前回版との比較用
同アルバムの前回順位：185位
同アーティストのランクイン枚数：3枚（本作は上から2番目)