このnoteでは2020年に、2003年版と2012年版に続き8年ぶりに改訂されたローリングストーン誌が選ぶ「歴代最高のアルバム」500選 の本家サイトに載っているアルバム解説文の日本語翻訳をしています。本日はこちらのアルバムです。

437位：Primal Scream 『Screamadelica』(Sire, 1991)

＜ローリングストーン誌による解説（翻訳）＞
　Primal Screamはイギリスの平凡なオルタナティブロックバンドであったが、レイヴカルチャーを発見し、アシッドハウス音楽を大量に浴びたことで自分たちの音を改良し、 『Screamadelica』では楽しくトリッピーでドラッギーな、気分を晴らすようなディスコロック・サウンドを手に入れた。彼らのイギリスでの最初のヒットとなったシングル“Loaded”は、ハウスのピアノとフォークのメロディー、そしてダンサブルなビートを組み合わせている。また“Movin’ On Up”は、ヒッピーフォークのギターストロークとゴスペルコーラス、ストーンズ風のギターとタンバリンによってその音像が描かれ、彼らのアメリカでの大躍進のきっかけとなった。『Screamadelica』のいくつかの曲はとりとめのないムードミュージックのように聴こえることは認めるが、しかしそれこそ冒険における醍醐味は時に目的地よりもその過程にこそあるということの証明となっているだろう。
(翻訳：辻本秀太郎、 原文へはこちらから)

参考として、「このアーティストのアルバムが500枚のリストに合計何枚ランクインしていたか」と「このアルバムの順位が前回版(2012年版)ランキングと比べてどう変わっているか」についても以下に調べてまとめています。

＜ランキングに関するデータまとめ＞
【2020年度版】
同アルバムの今回順位：437位
同アーティストのランクイン枚数：1枚
【2012年度版】（前回版との比較）
同アルバムの前回順位：掲載なし
同アーティストのランクイン枚数：掲載なし