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10、11週目 現実に向き合う

クリスマスから一気に2週間が経ちました。

連日の停電。日常の大音量の歌はつかの間の電気を楽しんでいるのではないかとさえ思わせる頻度。

私のほうは、この2週間、仕事はほどほどに、教会に行ったり、湖に連れて行ってもらったり、首都に上がって同期隊員の家にお邪魔し大家さん親戚一同のパーティに参加したり、日本食や豪華な食事をいただいたりと、幸せなひと時を過ごしました。

任期の街はまだ人はまばらで、まだ本格的に仕事は始まっていないようです。

仕事は、週1の定例の活動場所に行き、栄養に関する勉強会をしました。クリスマスは終わってしまいましたが、活動先の子供達と折り紙でサンタさんを作り、とても喜んでくれたことが印象的です。大人も、羽が動く鶴に目をキラキラさせてくれました。勉強だけではなくこういうのもたくさんしたいと思います。
その後は、お豆を炊いたのとご飯を頂きました。

とてもおとなしい子供達。
もっといろんなことをしたい!

1月に入って最初の活動も、栄養に関することの復習。ただ、1月に入ってから雨期が本格的に入ったみたいで、参加者は少数でした。繫忙期に入るということで1か月活動はお休みです。

協力隊あるあるの話。

今まで、通りすがり、子供からお金を要求されたことがあったのですが、比較的近くにいる人からはありませんでした。それが、今週、私にも起こりました。他の隊員や調整員に相談すると、みんな経験済み。お金に困っていることは確かだし、日本人の感覚からすると高い金額じゃないし本当に悩みました。この任地では過去にお金をあげていた人もいるのでその影響もあったりします。ちなみに、今回要求した人は、最初に会った時に私にお金のことについて話したり、その奥さん(先週のこと)もお金の話をしてました。また、過去の隊員にも要求した歴があり、結局戻ってこなかったようです。

結局どうしたかは書くのはやめますが、やっぱり”日本人”が近くにいると頼りたくなるが、当人はそんなことはしたくないはず。任地に来てから、近くにそういう異なる生活の人がいるのはいいことなのか悪いことなのか、ボランティア活動の意味をずっと考えているのですが、たまにこういうことがあると、心底つらくなります。こういうお互いの生活の比較を超えられる何か、周りにいい影響を与えられたらいいなと思いますが難しいです。

ちなみに、調整員さんの個人的見解では、「お金に困っていることは間違いない」「お金を要求してくる人は、何回も繰り返す」「彼らには必ず何かしらの立派な理由がある」「お金は戻ってくることはないと思って貸した方がよい」「相手と話す度にいつ返してくれるかとやきもきするなら、貸さないほうがいい」ということでした。

後進国に住まない限り、こういう経験や複雑な気持ちになることは決してありません。後進国でも何不自由ない生活をさせてもらっていて住民に後ろめたい気持ちを持ちつつ、2022年もこの地に住み続けたいと思います。

ようやく新たなお店見つけました。いつも前を通るのだけど。
中は清潔で、オーナーもフレンドリーー😊 
もちろん、美味しい💕




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