今年のWANTED第二弾は5年間のコント映像見ながらWANTEDのお二人が解説するというもの。

5本のコント「ファーストフードーサン」「トイレの神様」「英会話教室」「i杉崎」「寄せ書き」

トイレの神様、このコント。実は、忘れもしない、岡山で初めて開催された２年目。私の空っぽになった心を埋めるため、手当たり次第、何かを探しに来た公演のひとつにすぎなかった。これが幸運の出逢いだった！
この会場の前列のいちばん端に空いたひと席に開演ギリギリに案内され着席した私。
クラシック音楽が流れる。私は下手の端席。タカ鹿さんがこちらを向いてササっとベルトを外し、ズサっとズボンを潔く足元まで下ろし、苦悩の表情で椅子に腰掛ける。なんだ、この人！本気の演技！演劇の舞台を観てるみたいだ！！体のわりにふくらはぎがしっかりしてる。などと冷静に見ていたつもりが、いつのまにか、このマイムに魅入っている自分がいる。スゴい！！この人！！と、すっかり虜になってしまったという、私には思い出のコントなのです。5本のコントのひとつに選んだのは、セリフのないという観点から他にないというのもあるだろうけど、それだけではないと思っています。

英会話のコントの時、杉崎さんが言っていた、コントの間とお芝居の間の話。これがWANTEDというコンビによる舞台だからなのだということを確信してうんうんとうなづきながら聞いていた。お笑い芸人さんがするコントではない、お芝居人の演るコント。それがWANTEDの大きな魅力だということがこのコメントを聞いて改めて思ったのだった。だから、私はWANTEDが好きなのだ。ストン♪

#舞台