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婚活は絶対したくねぇなって思った

電車で通勤してると、「高望みから始めよう」なんて書いてある婚活仲介業者の広告を見る。これは男女両方に言ってるのだろうか。男性に対しては「ぐうかわなヨメさんゲットしましょうよ」、女性に対しては「高学歴大企業高収入の優良物件をダンナさんにしちゃいましょうよ」みたいな。

個人の勝手な感性で言えば、この広告は女性向けのウェイトが強いのではないと思う。一般的に結婚や家庭というと、やはり男性が稼いでなんぼ、守ってなんぼという傾向がまだまだ強いからだ。つまり結婚というのは、特にその前段階においては、男性が女性に求めるものよりその逆に主眼が置かれる傾向にあるからだ。

旦那さんが嫁さんの家に行って家族に結婚の許可をもらうのはよくあることだけど(娘さんを僕にください!)、逆はないでしょ?やっぱり結婚っていうのは男が女を守るものなんですよね。だから高望みというと、女性の男性に対する望みなんでないかと思う。

高望みゾーン外の俺からするとさ

そんなわけでこの「高望みから始めよう」が女性から男性への高望みであることを前提に話を進めたい。

俺はもちろん高望みゾーン範囲外である。転職である程度マシな会社に入り収入も上がったが、それは当社比で見ればマシになった(2留1年無職半年退職2回)程度であり、相対的に見ると大したものではない。

それでも2留1年無職半年退職2回から今の会社までまぁ結構頑張ったという思いはある。いや、がんばったは大げさなんだけどさ……。

それを高望みから始められてる女性に「年収600以下はありえないわ〜顔もブサイクだし〜」とか値踏みされると考えると頭がフットーしそうになってしまう。怒りでどうにかなりそうなんよ。

自分より学歴もなくろくに働いたこともない女にそんな判断されてると考えると腸が煮えくり返るし、逆に自分より高収入高学歴な女性に思われても悔しい。

大体、高望みしよう!と思って相手を学歴年収勤務先身長みたいな記号的な部分でしか見れなくなっている女の群れに自分を晒すようなことをしたくなさすぎるだろ。

女も30を近づくと就活感覚でオスを探し出す。ママ友同士で旦那ステータスバトルをやるために個体値を厳選するのが婚活というわけである。子供が生まれたら次は子供のステータスでポケモンバトルし始めるのだ。

値踏みされるのはまだしも……

ある男性が頑張っていい大学に行き、いい会社に入り、高い収入を得ていたとしよう。その人は婚活サイトで女性と付き合い、入籍するに至った。女性側もその男の学歴や収入にはいたく満足していた。

こういう場合、もし男性が稼ぐ能力を失ったらどうなるんだろう。病気や怪我、うつ病になってしまったら、嫁はこの男を見捨てるんだろうか。見捨てそうな気がしない?
仮に俺が大企業勤めで年収1000万もらっててもこれが怖いから絶対婚活産の女とは結婚できない。

婚活には"愛"がないんだよなァ……。

俺は婚活とかいうマグロのせりには絶対に参加しない。凍った俺についたタグを見て女が「年収も安いしちょっと質も悪すぎよぉ」なんて言った日には怒りでビチビチとはねてしまうからだ。

やっぱり最初の出会いくらい損得とか金勘定抜きで始めたいですよね。そういうキューピッドちゃんがくれた出会いからトゥルー・ラブが始まるんだよな。

俺は真の愛を探し続ける──。

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