法務修士

社会人になってから大学院に通うことは、日本ではあまり通常ではないし、職場によっては、迷惑がられたり、異分子扱いされたりする。

20代の大半を過ごした欧州では、社会人経験のあと学びなおすことは日常。そんな経験を経ていたせいか、時代に変わり目に大学院に再び通い始めた。

社会人向けの時間割をしてくれているとはいえ、時間のやりくりが大変だし、アメリカ式の教育を課しているので、事前準備が大変だった。しかしながら、当方が受けたかった授業中の英語での議論は、普段の仕事とは違ういろいろな頭を使うことで普段違う頭脳領域が活性化していることが実感できた。自分の子供と同じ年代までいる幅広い世代や国籍(日本人比率は1割程度)との遭遇で、非常に実りのあった時間であった。

学びなおしとはいえ、昭和時代の大学生にとって令和時代の大学院教育は、非常に面白かった。最初はなんとか通学、そして途中で完全オンライン教育。この狭間にあって、いろいろな経験ができた。今後は、業務上指導に当たったり、教育機関でのフィードバックの局面も増えてくると思われるが、この経験は役に立つと思う。

Withコロナ時代の社会人教育や大学院教育についても考えるところが多数ある。今後はこの点でも意見発信していこうと思う。

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