温故知新とニューノーマル

米国知財弁護士との交流会に出席した。当方の知財実務を指導いただいた先輩弁理士にもお目にかかることができた。お顔を拝見しただけで認識できず、ウェブミーティングの氏名表示でようやく認識できたほどで、20年以上の歳月の流れを感じた。普段は米国現地開催のため実務との関係で出席できなかったが、コロナ禍のおかげ(?)で従来参加できなかったものができ、普段交流できない人との新たな出会いや、繋がり、古き知己との再会などが実現できている。海外のイベントのみならず、首都圏や地元以外の各種イベントも参加のハードルが大幅に下がっている。海外や東京でのセミナー等のパネラー、スピーカーの依頼も受けやすくなっている。当方にとっては、従来よりもinputもoutputしやすい環境となって、在宅ワークといいながら、以前より多様性(人、こと、あらゆる情報)にアクセスできる環境が整い、バラエティーが格段に増大している。時間とお金をやりくりしながら、社会人として東京の大学院に通学を決心した昨年の今頃は想像もできなかった環境である。社会人の再教育のための大学・大学院通学へのハードルが本当に下がっていると肌で感じている。


他方で、なんでも受けやすくなったり、依頼を出しやすくなったことで、かえって時間がタイトになっていることに気づく。ウェブ会議は、移動時間が不要なので、前の会議終了後の時間枠にはめ込んでしまうことも起こりえる。通常は、30分程度は余裕をもってスケジューリングしているが、先方との関係もあって、休みなくということもある。そうすると、場合によっては、2つの端末を利用して同時並行、ということも生じてしまったこともある。(意外と、同時並行可能なことに気づき、それはそれで意外な発見であったが。)

いいのか悪いのか、悩ましいところであるが、試行錯誤を経つつ、最適化を考えたいと思っているところである。

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