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1ヶ月半でマーベルシリーズを20作品見て偏見がぶっ壊された

1ヶ月半前に、マーベルシリーズの第1作目『アイアン・マン』がAmazon Primeで無料公開されているのを発見し、それを見てから、6/30に最新作である『スパイダーマン ファー・フロム・ホーム』を見るまで、一気に20作品のマーベル作品を見ました。(2日に1本ペース。暇なのかな。)

ちなみにマーベル映画についてはこの記事が詳しいです。

伏線がやばいから、なるべくマーベルシリーズを見てから『アベンジャーズ エンド・ゲーム』を見た方がいい、というインターン先の社員さんの言葉を信じ、コツコツ頑張って見続けた成果です。

(ちなみに見た作品は丸が付いてるもの。画像出展はTwitterの@taguchi_saanより。)

特に『アベンジャーズ エンド・ゲーム』は、本当にめちゃくちゃ良くて、映画というエンターテイメントの最高峰なのではないかとすら思いました。開始5分で泣いたし、最後もずっと泣いていました。

…と、熱く語っていますが、今までマーベル映画は全く見たことありませんでした。むしろ、マーベルに限らずアメコミ映画全般にめちゃくちゃ偏見を持っていました。

「アクションが派手なだけでしょ」
「キャラクターも適当な恋愛が挟まるくらいの描き方しかされないんでしょ」
「どうせヒーローが勝ってハッピーエンドなんでしょ」

でも、見続けていくにつれて、こんな偏見は粉々になって吹き飛んでしまいました。まるでサノスの指パッチン。

今まで全くマーベル映画を見たことのないぼくの偏見が、どのように崩れ去っていったかを今日は話します。

ヒーローと悪役、それぞれの正義がある

ヒーロー物って善と悪、ヒーローとヴィランの単純な構図があって、戦いのアクション部分をどう見せるかが勝負だと思われがち(ぼくもそう思っていた)けれど、このシリーズはそんなに単純じゃありません。

ヒーローたちにはもちろんだけど、悪役にも、ちゃんとその人なりの正義があります。

例えば、シリーズの大ボスであるサノスは、全ての生命体の数を半分にしようとしていますが、それは人口が増えすぎて資源が枯渇してきたから。もちろん極端だけれど、サノスはそれを正しいと信じて行動しています。

現実でも争う時って大体そうなのかもしれない。純粋な悪なんていなくて、それぞれの正義が対立していることが多いのではないでしょうか。

必ずしも一枚岩ではない

そして正義と正義が対立するのは、必ずしもヒーローと悪役だけの話ではありません。

アベンジャーズシリーズではたくさんのヒーローが一堂に介しますが、時には彼らも自分なりの正義を巡って対立し、争います。

『シビル・ウォー』という作品はタイトルやポスターからもわかりますが、アベンジャーズ内での争いにフォーカスした作品です。

この作品は、アベンジャーズたちを国際連合の管理下に置くことを規定とする「ソコヴィア協定」に賛成するヒーローと反対するヒーローの対立を描いています。めっちゃ政治的。

丁寧に描かれる一人一人のキャラクター

マーベルシリーズの特徴の一つは、『アイアン・マン』シリーズや『キャプテン・アメリカ』シリーズなど、各ヒーロー個別のシリーズと、彼らが集合する『アベンジャーズ』シリーズがあり、その世界が繋がっていること。

ですので、『アベンジャーズ』シリーズでは描ききれないヒーローそれぞれの物語やキャラクターが、個別シリーズを見ると伝わってきます。ヒーローも完璧ではないけど、魅力的で、大事な価値観を持っていることが、よくわかる。

その上で『アベンジャーズ』シリーズを見ると、それらを意識した発言や行動があり、一貫性が感じられます。

マーベルシリーズは、正義と悪の戦いであるとともに、一人一人のヒーローの成長の物語でもあるのです。

そして何よりも、そんな魅力的で単体でも映画何本も作れちゃうようなキャラクターたちが『アベンジャーズ』シリーズで集まった時の「すげえ…!」「何が起こっちゃうの…!?」みたいなワクワク感は、半端ないです。

散りばめられた伏線

上で引用したツイートにもありますが、伏線がとにかくたくさんあるんですよね。

その伏線の中には、知ってないとストーリーを理解できない、絶対知っといて!なものもありますが、必ずしも知らなくても理解はできる、でも知ってたらちょっとニヤッとできたり、より感動できたりするものもあります。

「この言葉はあのシーンを意識してるな」とか「ここはあのシーンのオマージュだ」とかとか。

特にシリーズ完結編である『アベンジャーズ エンド・ゲーム』の伏線回収の数はヤバイ。(でも新たな伏線も…!)

実はマーベルシリーズは監督が毎回同じな訳ではなくて、それでも他の作品を意識した伏線を張れることは、お互いへのリスペクト、原作へのリスペクトがあってこそ

これはもう、圧倒的に短期間で一気に見た特権だと思いますが、伏線にめちゃめちゃ気づけて、テンション爆上がり&大号泣でした。伏線全部知っていると、数倍、いや数十倍は楽しめるのではと思います。

活躍するのは「強い」ヒーローだけではない

最後に、アクション映画って、どうしても強い奴が目立ちがちですが、マーベルシリーズでは、どのヒーローにもそれぞれ見せ場があってちゃんと活躍してくれます

ヒーローの中には、魔法使える奴がいたり、雷を操れる奴がいたりと、はちゃめちゃに強い奴がたくさんいます。その最高峰がキャプテン・マーベルという女性ヒーローで、宇宙空間を生身で飛んで船をじゃんじゃん墜落させてます。強すぎ。

でも中には、普通の女スパイ(もちろん人間相手だと強いけど、大体相手は人間じゃないので)とか、体のサイズがちっちゃくなるヒーローとか。戦闘能力的な意味で言ったら、決して強くないヒーローもたくさんいます。

でもそんなヒーローも、それぞれ自分の得意なことを活かして、役割を持って活躍しています。強さだけじゃない。これもマーベルシリーズの魅力の一つです。

「騙されたと思ってやってみる」力って大事

冒頭で書いたように、マーベルシリーズを見始める前のぼくは、アメコミ映画に対してめちゃくちゃ偏見を持っていました。

でもマーベルシリーズは、そんなぼくの偏見をことごとくいい意味で裏切ってくれました。期待を何倍も超えてきました。

そしてそれは、インターン先の社員さんにオススメされて、マーベル映画を見てみようと思い立ったことが全ての始まり。当初は偏見を持っていたけど、「騙されたと思ってとりあえずやってみる」という決断ができたからです。

当たり前だけど、何事も体験せずに決めつけるのは良くないと、身をもって感じました。

もちろん自分の時間は貴重で有限ですが、たまには誰かのオススメに乗っかって「騙されたと思ってやってみる」ことで、想定もしなかった出会いや気づきがあるなと学びました。

皆さんも、騙されたと思ってマーベル見てみよう!まずはアイアンマンから!(プライム会員は無料だよ)

cotree advent note(に入れてもらえるのかなこれは)

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