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オフィスでアニソンが爆音で流れたり、宇宙人に威嚇したりした最近の出来事

例年3月前半を過ぎると凪のようなゆったりとする時間が訪れるのだが、今年は3月29日発売というギリギリスケジュールの本があったため、なかなか凪が訪れない。
――ていうか、まだその本は発売していない。
でも、おもしろいことは多々あったので、備忘録をつれづれなるままに。

1)爆音でアニソン
某日、夜9時のオフィス。この時間は「もう今日は残業決め込んでやる!」と決心した人が夕ご飯を食べてちょっと眠い(個人の見解)、「いや、絶対家で食べる!」と決心して無我夢中で働く、という人たちがほとんどで、ものすごくオフィスがシーンとしている。
前者の私は、納豆巻きと豚汁を食べて、ちょっと眠いなぁ……と思いながら仕事をしていた。
すると突然、その静寂を破る音が鼓膜を襲う。
――それはアニソン(多分……)。
なぜ、多分なのかというとその曲を知らないから。
でも、なんか歌詞が中二病。でも、かっこいいサウンド。
――だから、アニソン(多分……)。
音の出所を見ると、私の右隣空席を挟んで、さっきからなぜかいない人の席。座っていた人は、多分隣の隣の隣の部署くらいの男性。
フリーアドレスなので、顔と名前がよくわからないのだ。
残業族が「お前かっ!?」という視線を向けるので「私ではないっ!」という主張をするために一旦立って、右往左往する。
知らない人のスマホを触るのはちょっと……。どうせ着信音だと思うから、すぐ消えるだろ、とまた着席。

しかし推定アニソンは、いつまでたっても鳴りやまない。
爆音席をよく見るとPCがない。
ヤロウ、どうやらPC持って、Web会議に行ったらしい。
こんな時間から会議を始めるな!
スマホ置いて行くな!
せめて音消していけ!
ってか、なぜ勝手に再生されている!?

といろいろ考えているうちに推定アニソンは1曲終了。
フロアにいた全社員がざわつき、ごくりと唾をのむ。
予想通り、まさかの2曲目スタート。
これもおそらくアニソン!

っとなった瞬間に、どこかの部署のアシスタントさんがゲラゲラ笑いながら近づき、「なんで誰も消さないんっすか!?」といって、スマホをひょいっと持ち上げ、ブチっと切った。
一番近くにいた私は、「ごめんなさい。知らない人のスマホだったから、触るの憚られて……」というと「まぁ、このままには出来ないんで!」と言って、去って行った。
めっちゃかっこいい!
そして、私の臆病者!!
そのあと10時になっても持ち主は帰ってこなかったので、私は眠さに負けて帰宅した。

2)距離感バグってる
書籍関連のイベントで司会をした。そこにお客さんとして来ていたMちゃんという女子と仲良くなる。打ち上げで、推しが同じ(BTSのホビ)ということがわかり、それからLINE交換。ちょいちょい連絡とり合ったりしていて、最近うちにも遊びに来たと、会社の人に言うと「いや、それおかしいから。距離感バグってるから」と言われる。
先日Mちゃんと二人でカンジャンケジャン食べながら、そのことを話すと「いや、私もバグってると思いますよ」と言われた。
そう思ってたんだ……と思いながら蟹にパクついた。

3)拗ねる姉
ホビちゃんの誕生日会をしようということになり(本人兵役中のため不在。兵役でなくても多分不在)、上記のMちゃんと、これまた最近仲良くてよく飲んでいる近所のM姉ちゃん(同じイニシャルなのでこっちはM姉)が、うちにやってきた。これまた近所に住んでいるM姉の妹Sちゃんも、ホビペンということで、一緒に飲むことに。
ホビちゃん本人がいつも、一番端っこを定位置とし、メンバーを見守るスタンスであるため、ホビペンさんたちもちょっと控えめに、他のメンバーを推す人たちを温かく見守るタイプが多い(個人の見解)。
だが、今日は違う!
ホビが主役の日に、ホビが好きな人たちが集まっているため、ホビの話だけをし続けていいという夢のような会で、私とMちゃん、Sちゃんは激しく盛り上がっていた。
すると突然、「S!! もう帰んなっ!!!」と、泥酔したM姉が叫ぶ。
一人だけセブチペン(SVENTEEN)のため、どうやら拗ねだし、酒をあおり、ホビ勢とのバランスを1対3から、1対2に変えようとしたらしい。
すると、「やだ!! Sは、帰らないっ!!!」と妹も口ごたえ。
「子供たち待ってるよ!」
「さっき旦那さんがお風呂入れてもう寝たって言ってた!」
「旦那さんが待ってるよ」
「待ってない! 一人時間を楽しんでる!」
「もう!! 帰んなっ!!!」
という、姉妹喧嘩が始まる。
そのあと、M姉にスナック菓子を与えると、黙って食べだしたのでそのまま私たちは、ホビ会を続けた。
チュールを与えるとおとなしくなる猫をなんとなく思いだした。

4)その名はガングリオン
手指の付け根に違和感があり、さわってみるとしこりのようなものがあった。「こ、こ、これは!?」と、慌てて病院へ。
最近、心配なことは病院に行くようにしている。
レントゲンを撮ってもらい、診察室に行くと先生が「ガングリオンですね」という。
「ガ、ガングリオン??」
「悪いものじゃないから放っておいてもいいけど、気になったり痛いなら、注射器で吸いますよ」
「麻酔をすると、しこりの違和感がわからなくなってしまうからしないけど、手のひらだからちょっと痛いですよ」
と言われ、手のひらを診察台に差し出す。
痛みと恐怖で半泣きだったが、なんとかガングリオンを取ってもらい帰宅。
親友さまに「ガングリオンが手のひらにできて、注射器で取ってもらった」と報告したら「なにそれ、強そう!」と返事が返ってきた。

5)宇宙人に威嚇
3年に1度くらい寝言を言う。それも絶叫系の寝言を言う。
一昨日、寝ていると寝室の宇宙船のような丸い窓(実際そんな窓はない)から宇宙人がこちらを覗いていた。
家に入ろうとしている! と思った私は、持てる力を振り絞って、思いっきり「バー―――カ!!!!」と叫んだ。
そこで目が覚め、「もっといい威嚇の言葉があったはずなのに、陳腐だな……」と反省し、また寝た。
数年前の絶叫は、ポール・マッカートニーが来日し、飛行機から降りてきたところで私が花束を贈呈しようとしたら、周りの観客が「メリケンだ!」とか「国に帰れ!」など失礼なことをいうので、これまた持てる力を振り絞って「謝ってください!!!!」と叫んだ。
正義感が強いもので、つい……。
たいてい疲れているときなので、近々温泉にでも行きたい。

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