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食後30分「洗い物やだな〜」を足したらとんでもないことに気づいた

夕食後、ほぼ毎日30分は時間を無駄にしてしまう。
なんか、もう、疲れ果てて、食器を洗う気力がない。
とにかく動き出すきっかけが掴めない。
さっさと立ち上がって食器を片付けてしまえばいいものを、スマホやテレビに時間を奪われてしまう。

そしてお決まりのセリフ。

「あ〜、食洗機欲しいな〜(切実)」

わが家のキッチン、いや、キッチンというより台所だな、は古い賃貸仕様なので流しが低い。
165cmの私にはちょっと使い勝手が悪い。
そして180cm、腰痛持ちの夫には、コップひとつ洗うのさえ腰に来るらしい。
よって、我が家の洗い物は全面的に私の担当。

ただ、洗いたくないときもある。
仕事で疲れているとき。
体調が優れないとき。
やる気がないとき。

今、書いていて思った。
ほぼ、洗いたくないときしかないな、うん。
料理を作るのにないやる気を搾り出しすぎて、片付けにまで気力が残っていない。
その結果、1年のうち330日くらいは使い終わった食器の前でぐだぐだすることになる。残りの35日は外食で片付けが必要ないときだから、まあほぼ毎日ってことになる。

この「食洗機欲しいな〜」の30分間って、本当に無駄な時間だなと思う。
そんなに嫌ならさっさと買って、もっと有意義なことに時間を使ったらいいじゃない。
私の中の「浪費時間撲滅委員長」が訴えてくる。

でもそんなこといったって、食洗機なんて安い買い物じゃないし。
安くて美味しいファミチキのように簡単に「よし買っちゃお!」って訳にはいかない。
なにせわが家はしがない賃貸。
食洗機をつなぐための分岐水栓もないので、買うとしたら工事不要のタンク式一択。
ひと通りのものが入って洗えるサイズとなると、4人分くらいの容量は必要。
いつもヤマダ電機で見かけるパナソニックの食洗機は88,000円オーバー。

高い。

そう簡単には買えない。

そうして今日も「食洗機ほしいな〜」の願望タイムという名の浪費時間が過ぎていく。

私は試しに、結婚してからこれまでのこの願望タイムを計算してみた。
1年間のうち330日間、夕食後30分無駄にしている。
これを結婚してから7年間、続けていると考えると、

330日✖️30分✖️7年=1155時間になる。
この1155時間、もし働いたとする。
私の地元は最低賃金が898円なので仮にその金額で計算すると、

1155時間✖️898円=1,037,190円。

1,037,190円。

え、ひゃくまんえん超えてる……?
食洗機買えるじゃん。
てか、パナソニックの食洗機11台買えるよ、これ。
ファミチキなら4321個も。 
11年間毎日ファミチキ食べられるよ!!

よく時は金なりって言われるけど、実際のお金に換算すると実によくわかる。
この7年間無駄に過ごしてきた時間の価値がまさか100万円を超えていたとは。

悩んでないで、お金を稼ごう!!
今年こそ食洗機を手に入れようと、固く心に誓った一日なのでした。



本日のお題は書く部の「いま、欲しいな〜と狙ってるもの」よりお借りしました。

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