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「好きな仕事」「やりたい仕事」は必ず変わる。

今日はいつもと雰囲気を変えて、コラム風に。

先日奥さんの実家に遊びに行ったら食卓にイカの刺身が並びました。

正直、僕は海鮮モノが苦手で、好んで食べるということはまずありません。義理の父が釣ったばかりの新鮮なイカということもあり、せっかく作ってくれたのだからと思いイカの刺身を食べてみたんです。

するとこれがおいしい。もう、何年ぶりでしょう。いや10年以上ぶりのイカです。

今までも食べたことがあったのですが可もなく不可もなく。特に好んで食べたいなんて思ったことは無かったのです。だが、こいつは違う。口の中で溶けるという表現がまさしくのとんでもないうまいイカだったわけです。

考えてみるとイカはずっとこの味だったはずなのに、ぼくはイカを「うまい!」と思ったことはありませんでした。要は僕の味覚が変わった以外の何物でもないわけです。恐らく僕が歳をとって味覚が変わったんでしょうね。

こういう歳をとると変わることって、味覚に限らずたくさんある気がします。

例えば洋服の好みなんかもそう。高校の頃は、特定のブランドの服じゃないと絶対にいや!セーター、ベスト、カーディガンはラルフ。靴はリーガルかハルタが鉄則!今振り返ると気持ちが悪いですが、そんな時代もあったわけです。

それが今や服はとりあえず清潔感があればよいし。夏場は絶対に短パン、Tシャツ。靴はできればビーサンが好ましい。・・・これをおじさん化とも呼ぶのかもしれませんが。

仕事もそうです。社会人になりたての頃は給料が一番大事。さらに大きなお金を動かせるような仕事に興味があったし、世界を股にかけて働く「インターナショナル」な仕事にも興味がありました。

それが気がつけばどれだけ好き勝手に自由にできるか、とか自分のやりたいことであるかとか子どもとの時間を十分に確保できるかが一番大切に変わっていたのです。

我ながらずいぶんと変化したものです。それが良いことなのか、悪いことなのかはわかりませんが、人は変化するものなのです。

間違いなく10年後の自分と今の自分は全く違います。まさか自分がイカが大好きになるなんて全く考えられなかったように、どう変わるのかは想像できないものです。

だとすると、先のことをあれこれ考えても仕方がありません。先のことを妄想するよりも、今好きなことを好きなうちに楽しむ。それが今できる全てなのではないだろうかと思うのです。

わからない未来のことを考えるよりも、今大好きな仕事に全力投球しよう。当たり前のことなんですけれど、すぐ忘れちゃうんです。これ。


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