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~読書感想文は苦手だけれど~

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読書感想文の苦手なBBAの、読書感想文。 下手をすれば読んだことも忘れそうなので、少しでも記憶に残ればと思い綴ることにしました。
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記事一覧

~読書感想文は苦手だけれど #13 ~ 「翼をください」 原田マハ

風の強い石巻から、TAKです おはようございます。 久しぶりに、原田マハさんの本を読みました。 世界一周に挑戦する飛行機ニッポン。 日本人クルー7名に謎のボーイが加わり、8名で世界一周の大業を成し遂げようとします。 ニッポンは無事に戻って来れるのでしょうか?謎のボーイは誰なんだろう? 上・下巻だけれども、スラスラ読めちゃう魅力的な本でした。 あ、原田マハさんが好きなのもありますけど、本のタイトルに惹かれて読み始めたのは言うまでも無いTsubasaでした。 そんな感

~読書感想文は苦手だけれど #12~ 「雨に泣いてる」 真山仁

雨の石巻から、TAKです おはようございます。 大阪帰省中に、電子書籍で買った本を読んだのですが、まさか元旦に能登半島で大きな災害が起こるとは思っていなかったので、読みながらも複雑な思いでした。 真山仁さんの「雨に泣いてる」 東日本大震災発生から、宮城県に赴く新聞記者。 
震災の状況を伝えるために、行ったはずの現場で自分の思ってもいない仕事を頼まれる。 

個人的には、石巻に来ていなかったら、真山さんの本に出会わなかったかもしれないなぁと3冊か読んで思いました。 



~読書感想文は苦手だけれど #11~ 「ぼくらのご飯は明日で待ってる」 瀬尾まいこ

少し、寒さが優しい石巻から、TAKです おはようございます。 大阪帰省中は、図書館のカードを作り本を借りていました。 今日の1冊は、瀬尾まいこさんの、「ぼくらのご飯は明日で待ってる」です。 兄を亡くしてから、塞ぎ込むように黄昏る葉山くん。 その葉山くんに、恋心を寄せる上村さん。 自分探しの旅に出たはずがツアーで、賑やかな旅をする葉山くん。 その間にひっそりと、一人旅をする上村さん。 不器用なのか、器用なのかわからない2人。 独特のコミュニケーションで、お互いの心

~読書感想文は苦手だけれど #10 ~「ぎょらん」 町田そのこ

祖母が薄皮あんぱんをつまみながら、食事の支度をしているのを見てなんだか愛おしいと思った孫のTAKです。 大阪から、おはようございます。 相変わらず、読書感想文は苦手ですが本を読むのは好きなので、記録は続けて行きたいと思います。 亡くなった人が残す赤い球、ぎょらん。 そこには最後の願いと思いが込められている。 友人が遺したぎょらんを食べた朱鷺さんは、ぎょらんから伝えられた友人の思いに苦しみ10年間、引きこもり生活を送る。 何人かの、ストーリーがある中で朱鷺さんが、メイ

~読書感想文は苦手だけれど #9~ 「おやすみラフマニノフ」 中山七里

今日からまた気温が下がるようです。体調管理が難しいTAKです。 大阪から、おはようございます。 さぁ、今年も苦手な読書感想文を。 2024年 - Books #1 は、中山七里さんの「おやすみラフマニノフ」 です。 ピアニスト岬陽介シリーズ第2弾。 ある日、音楽大学で、とても貴重なチェロが盗まれます。 誰にも気づかれずに大きな楽器が盗まれるところから始まったので、 いつも、ボーッと本を読んでいる私も、初めて推理小説で犯人は誰かと考えながら読めたかもしれません。 そし

~読書感想文は苦手だけれど #8~ 「メメント・モリ」 原田宗典

ネットが繋がらないので、朝からアタフタしました。 大阪からTAKです おはようございます。 久しぶりに、原田宗典さんの本を手にしました。 久しぶりだったのは、そういうことだったのかと思いながら読みました。 途中、今の自分が読むのには向いてないかな、読むのやめようかなと思ったりもしたのですが、読み終えると、なんだか、「ひゅぅ~」っと細い息が出て行くような感じがしました。 ずっと、「いつ小説はじまるねん?」と思いながら読んでました。 「これは、読書感想文書けないな」と思い

~読書感想文は苦手だけれど #7~ 「ただいま 神様当番」 青山美智子

読書感想文の苦手なTAKです、大阪から、おはようございます。 今日の1冊は、青山美智子さんの「ただいま 神様当番」です。 青山さんの本は、平和で顔が緩む作品が多いので、私は好きです。 短い時間で読み終えることができることから、私が本を何冊か選ぶときの1冊に選ばれることが多いです。 表紙は田中達也さんのミニチュアライフ感が素敵です。 仙人を思わせる風貌の、神様がひょこっと現れてお当番さんに、頼みごとをします。その頼みごとが終わるまで、腕に書かれた「神様当番」というタトゥ

~読書感想文は苦手だけれど #6~ 「パンダコパンダ」を読んでからパンダコパンダ展へ

86歳の祖母に「顔は絶対、水で洗わなあかんねん。シワが増えるから」と言われて、思わず、「もう、シワ増えても良いんじゃない?」と突っ込んでしまった、美意識ゼロのTAKです。 大阪から、おはようございます。 大阪へ帰る前に、石巻にある石ノ森章太郎萬画館へ「パンダコパンダ展」を観に行って来ました。 その前に、パンダコパンダを改めて読みました。 パンダブームが到来した世代のアニメですね。 ある日、法事で出かけたおばあちゃん。1人留守番をする、ミミ子ちゃんの家にパパパンダとコパン

~読書感想文は苦手だけれど #5~ 「おじいちゃんとパン」 たな

風の強い石巻から、TAKです おはようございます。 えっと、この絵本が好きです。 おじいちゃんは、いつも美味しそうにパンを食べています。 この本を読んだら、すごくパンが食べたくなります。 パンの香りは幸せの香りっていつも思うんです。 そんな、幸せがおじいちゃんと孫の間にもあるような気がします。 最後のどきっと感が、またいい感じ。 あなたは、どんな食パンの食べ方が好きですか? 私は、やっぱりピーナッツバターかな。 読んでくださってありがとうございます。 God

~読書感想文は苦手だけれど #4~ 「クリスマスを探偵と」文:伊坂幸太郎 / 絵:マヌエーレ・フィオール

外干しをした洗濯物のパーカーから、湯気が出ていて驚きました。 石巻から、TAKです おはようございます。 今朝も冷えます。  さて、たまには季節感のある本を読んでみようかしらと、図書館で借りてきた本。 伊坂幸太郎さんの「クリスマスを探偵と」に、マヌエーレ・フィオールさんの、絶妙な絵と共に。 私立探偵のカールが、クリスマスイブの夜に出会った男性との対話が面白くて素敵です。 浮気癖のあるカールの父の行動を、違う角度から見ていこうと話す男性とカールとのやり取り。 伊坂幸太

~読書感想文は苦手だけれど #3~ 「さよなら ドビュッシー」 中山七里

読書感想文の苦手なTAKです、石巻からこんにちは。 今日の1冊は、中山七里さんのデビュー作。 「さよなら ドビュッシー」 ピアニストを目指す16歳の少女が、ある日突然、火事により家族を亡くし、自身も全身に大火傷をおってしまう。 思うようには動かせなくなった身体。それでも彼女はピアノを弾き続ける。 魔法使いのようなピアノ教師の教えのもとで。 悪意のある数々の言葉を浴びせられながらも、少女はピアノを弾き続ける。 読み始めて、しばらくして人が亡くなり、「あぁ、ミステリ

~読書感想文は苦手だけれど #2~ 「月の立つ林で」 青山美智子

おひさまの温かさが気持ちの良い、石巻からTAKです おはようございます。 先日、図書館で本を借りてきました。 今週は、遠征通院が2回あるので移動と待ち合い時間に読めるようにと、気になっていた本をいくつか選びました。 図書館から帰ってきて、カウチに座り、青山美智子さんの「月の立つ林で」を読み始めました。 青山さんの本は、読んでいる最中も、安心して読めて、読み終わった後には心が穏やかになっている気がします。 この本もそうでした。 5篇のお話し、それぞれに主人公がいて、1

~読書感想文は苦手だけれど #1~ 「あなたはここにいなくとも」 町田そのこ

朝の散歩で、手をふぅふぅしながら温める季節がやってきました。 石巻から、TAKです おはようございます。 読書感想文を書くのが下手さて、本を読むのは好きだけれど、本の感想を書くのは苦手な私。 されとて、書かなければ苦手なまま。 と言うわけで、先日読み終わった本のことを書いてみようと思います。 「あなたはここにいなくとも」 町田そのこ町田そのこさんの本は、いつも私を不思議な感覚に導きます。 その時の自分の状況に似たテーマがストーリーにあることも多く、この本にもそういった