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【頌栄女子学院中学校】 理科の過去問を7年分解いて勉強法と対策を考える


塾も学年の境目という季節になりまして、自分も過去問を解く時間の余裕が生まれました。

塾では冠コースにはなりづらい中堅校の過去問を7年分解いて、感想や考えられる対策などをできる限り書いていきたいと思います。

生徒を見ていると頌栄を受ける生徒は、とても真面目な印象があって、受かって欲しいって思うことが多いです。
ただ、集団授業というのは難しいもので、冠コースのようにわかれてないと、色々な学校を受ける人が混ざっているので全てがこの対策というわけにはいかないです。これはどこの塾でも同じでしょう。

その点を補えるような対策を書ければ良いかなと思います。

学校の印象

2023年のサピックス偏差値で
第一回が50
第二回が53

受験する生徒でいうと文系科目が得意な子が多いです。
真面目な子が受けている印象が多く、あまり変わった子が受けている印象もありません。
お嬢様学校という点では問題を起こすような生徒もいなそうですし良い学校ですね。

内部に入っているわけではないので印象はこの辺で、、、

理科の入試と対策

100点満点の40分です。
理科社会の配点は算国の半分という学校も多い中、傾斜がないという点では理社の対策もしっかりすべきでしょう。

生物

植物や動物の名前などで難しい問題は出ていません。

食物連鎖などの長文のなどが出た際に少し難しいと感じました。

選択肢の問いとはいっても丁寧に読まないと間違えるようなものもあります。選択肢の問題と馬鹿にして適当に解いていると点数は伸びずらいです。

また、関連した計算も出題されます。生物の計算問題は大人からすると読み取るだけの簡単な問題に見えますが、算数などのパターン暗記と違って繰り返し同じ問題を解くことも少ないですし、実際に子供にとかせてみると正答率は低いです。

対策としては生物の回では長文の問題をできるだけ解くこと。国語が得意な人が多いことを考えると、読解力はあるはずです。
なんとなく解くではなく、数字が出てきたとしてもその数字は何を意味しているのかをちゃんと理解する癖をつけるというのが大事そうですね。


良い問題を作っていると思います。

地学

天体が出題された時に図を理解している必要があると感じました。

塾だと5年生で習う満ち欠けの図のような誰でも知っているような図というよりは、満ち欠けの周期から公転周期を導出する図や、惑星の公転周期の計算など、少し工夫をした形で出題されます。

さまざまな図を知っておく必要があり、また図の意味もちゃんと理解していないと定着しないので、時間をかけて復習した方が良いでしょう。

物理

塾のカリキュラムにあるテーマから出題された場合、特別難しい問題はありません。
表(比例、反比例、平方数倍)などを読み取る力は求めているんだろうなと感じました。

時々、身の回りの現象などを説明させる記述問題があります。あまり物理で記述問題は見ないので少し変わってますね。記述を書く、説明をする練習はしておいた方がいいかなと思います。

化学

中学受験の化学のメインとなる「気体の発生」「中和」「燃焼」「溶解度」などの計算問題は簡単めです。
しかし、出題はされるので、基本的な問題はできないと差をつけられてしまうので出来ないならばやっておくことをおすすめします。
ただ難しい問題を無理して解くほどではないかなと思います。

また、圧力から出題された年度もあったので、この分野苦手な子供多いので難しいと捉える生徒も多いのではないでしょうか。念入りに復習しておくとよいでしょう。


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