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カタール滞在記②カオスなメトロに乗りまくろう


ソウル上空の夜景

こんばんわ。こんにちは。
しもだです。

冒頭からお詫び


まず冒頭でお詫び申し上げます。
出発前に「期間限定でブログを書いていこうと思います」とかほざいておいて、気がつけば9日経ってしまいました。大変申し訳ありません。

言い訳は主に2つでして、
・毎日寝ずのサッカー観戦で披露困憊
・昼間は爆睡&仕事対応

ということでブログを書く気力も観光する気力もなかった次第です。
これが仕事だったら炎上案件ですね。改めて申し訳ない&情けない…。

とはいえサッカー観戦もひと段落しまして、12/1のスペイン戦を観終わったら予定していた観戦チケットはすべて消化し、以降はドーハ市内を観光しようと思っています。

これまでサッカー漬けだったので書くネタもあまりなかったのですが、以降はもう少し現地の様子を伝えるブログが書けそうな気がしているので、こりずに暇つぶしネタとして見てもらえればと思っております。

ということで、気ままにのんびり更新していこうと思っておりますので見ていただける方はお付き合いください。


ハマド国際空港に到着

ということで11月21日に時間を戻します。
成田空港より約13時間のフライトを腰バッキバキになりながら耐えて、朝5時にハマド国際空港に無事到着しました。海外自体が3年以上前のことなので、フライト自体がテンション上がりますね。

機内食。ビーフのグラタン的なやつが美味しかった。赤ワインでほろ酔い

ハマド国際空港に降り立った瞬間から多国籍なサポーターでごった返していて、いよいよ来たという感じ。特に南米系のサポーターは巨大なとんがりハットをかぶってチャントを歌ったり、謎のラップを吹くなど熱狂っぷりが際立っておりました。

空港内もワールドカップ一色で売店や特設コーナーが立ち並ぶ
手荷物受取所の案内がユニフォームの形をしているなど凝っている

今回の宿泊地である「ファンビレッジ」のチェックインが14時、その後観戦予定のイングランド×イラン戦が16時キックオフということで、時間を持て余しすぎた私はとりあえず移動することに(空港では無防備にも日本人がベンチで横になっていっぱい寝てました。大丈夫なのか)。

カタールの交通事情

カタールは道路が綺麗に舗装された都市国家なので、地元の人はほぼ車で普段移動しています。実際街を歩いてみても車が絶えず通っていて、特にドーハ市内の大通りは基本3〜4車線で構成されているほど交通量が多いです。

Joaan駅沿いの大通り

近年は公共交通機関も急速に発達していて、メトロやバス、タクシーも充実。特にメトロはレッド、グリーン、ゴールドから成る3つの路線があり、空港からも楽々アクセスができること、そして2〜3分に一本は電車が来るという東京並みのダイヤで運行していることに驚き。

おそらくダイヤはW杯期間中の特例な気がしていますが、観光客にとっては大変助かる神対応です。

グリーンとレッドの路線図。スタジアムの最寄りも楽々行ける
遅延もほとんどない

そしてさらに驚きなのが、どこまで乗っても運賃がすべて無料であること。
実はワールドカップを現地観戦するために必要な「Hayya Card(ハヤ・カード)」というものがありまして、入国やスタジアムへの入場に使う以外にも、ワールドカップ期間中はドーハ市内のバスやメトロなど公共交通機関がすべて無料というとんでもないシステムがあります。

Hayya Cardの案内板

カードといってもデジタルなので、スマホにアプリを入れておけばいいだけ。入国当初は改札でカードの提示が必要でしたが、だんだん観光客が増えるあたり駅構内がカオスになり、今では改札でチェックしているスタッフはいなくなりました。自由すぎる。

とっても快適なメトロ

という感じのメトロですが、実際に乗ってみました。
まず驚いたのが、めちゃくちゃ綺麗な車内。

これが無料とは

高級感があり、ふかふかな椅子、冷房完備、案内板も充実、走行中はほぼ揺れない。あまりの快適っぷりに用事がなくても乗っていたい乗り心地です。

あとで知ったのですが、車両を製造したのは日本の企業とのこと。MAX100kmまで出る無人運転メトロ、日本人として誇らしい気持ちになりますね。

所々にワールドカップらしい施しがあって好き
カタールならではのピクトグラムがかわいい
スタジアムまでの乗り換え案内もわかりやすい

ちなみに昼間は比較的空いているメトロですが、試合時間が集中する夕方から夜帯は戦場と化します。


人が押し寄せて入場規制が敷かれるメトロ駅前
あああああああああ

体感値としては、少しピークを越えた中央線や山手線でしょうか。車内は比較的スペースがあって、日本のように体が宙に浮くくらいまでの乗車率はなかったです。ある程度車内が埋まってくるとみんな次を待ち始めるので、駅員が人を押し込む朝の中央線は異常なことがわかりました。

それよりもカオスなのが、どうやらドーハメトロには「降りる人が先」というルールがないらしく、ドアが開いた瞬間、先に動いたもん勝ちのスクラムが開催されます

「おります!」「どいてくれ!」「オーマイゴッド!」的な英語を叫びながら必死で降りようとする人たちを見てからは、フィジカルの強いカナダやブラジル人がいっぱい待っているドアを回避するようにしました。

メトロスタッフのユーモアが素敵

ちょっぴりカオスなメトロではトラブルがつきものですが、そんな空気を笑顔に変えてくれるのがスタッフです。ワールドカップ中は常にイベントスタッフが配置され、メトロのガイドを丁寧にしてくれるのですが、時にユーモアたっぷりに案内してくれることがあります。

この動画とか一生見ていられる。

駅内では「Metro, this way.(メトロはこっちだよ)」という案内がずっとエンドレスに流れているのですが、歌ったり、巨大な矢印マークを持って踊ったりしている姿を見ていると自然に笑顔になれます。

どんなときもユーモアを忘れず観光客とコミュニケーションをとっている姿はなかなか日本では見れないもの。カタール(というよりワールドカップ?)の魅力を早速ひとつ見つけられたような気がしてます。

タクシーは超便利だがちょっぴり怖い

最後にタクシーはスタジアムまで直で向かってくれるのでとっても便利なのだけど、カタールのドライバーは荒いことで有名らしく、実際に乗ってみたらまぁ怖かったです。笑

車道を100kmオーバー&ウインカーなしで車線変更は当たり前だし、急ブレーキ&急発進する人も多いので乗り心地が最悪なことも。

時間がないときはそこらへんに停まっているタクシーをつかまえて乗ったこともあるけど、何かといちゃもんをつけられて、事前に話していた金額の2〜3倍をとられることもありました。。

カタールの交通機関統合アプリ「Sila」でタクシーを呼ぶ

きちんと選ばないとダメだと分かってからは、カタールの正規のタクシーであるKarwa Taxiを使っています。ここだけはしっかりしていて、運転も丁寧な人が多いし、予約していることもあって安心して利用できます。

何かと便利なカタールの公共交通機関ですが、基本はメトロを使うのがお財布的にも良さそうです。交通事情を見ているだけで、カタールやワールドカップの雰囲気を味わうことができました。

ではまた次回!