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今更聞けないmixのあれこれ~空間系エフェクトのセンドリターン~

みなさんこんばんは、tsubasa.addことつーちゃんです。本日は空間系エフェクトをより有効に使う為のセンドリターンという手法についてのお話です。

空間系エフェクトのセンドリターン(Send Return)は、ミキシングやオーディオ処理において、複数のトラックから共通のリバーブやディレイなどの空間系エフェクトを利用するための方法です。センドリターンを使用することで、複数のトラックで同じエフェクトを共有し、ミックス全体の統一感や深みを生み出すことができます。以下に、センドリターンの詳細を説明します。

1. **センドとリターン**: センドリターンは、「センド(Send)」と「リターン(Return)」の2つの要素から構成されます。センドは、個々のトラックから特定のエフェクトに音声を送るための送信ルートを作成します。リターンは、エフェクト処理された音声を受け取り、それをトラックに戻します。

2. **共通のエフェクトの利用**: センドリターンを使用することで、複数のトラックが同じリバーブやディレイなどの空間系エフェクトを共有できます。これにより、異なるトラック間で統一感のある空間的な表現を実現することができます。

3. **リバーブやディレイの調整**: センドリターンを使用すると、共通のリバーブやディレイなどの空間系エフェクトの設定を一元的に調整することができます。センドリターンに接続されたエフェクトのパラメーターを変更することで、全体的な空間の特性を調整することができます。

4. **リバーブタイムやプリディレイの設定**: センドリターンを使用すると、異なるトラック間で同じリバーブタイムやプリディレイなどのエフェクトの設定を共有することができます。これにより、全体的な空間の一貫性を確保することができます。

5. **CPUリソースの節約**: センドリターンを使用すると、複数のトラックで同じエフェクトを個別に適用する代わりに、共通のエフェクト処理を行うことができます。これにより、CPUリソースを節約し、処理の効率を向上させることができます。

6. **バランスの調整**: センドリターンを使用すると、各トラックからのエフェクトのレベルを調整することができます。各トラックのセンドレベルを調整することで、個々のトラックの音源とエフェクトのバランスを微調整することができます。

センドリターンは、ミキシングやオーディオ処理において重要な役割を果たします。複数のトラックで同じ空間系エフェクトを共有することで、ミックス全体に一貫性のある空間的な表現を実現し、効率的なリソース管理を行うことができます。

本日はここまで!
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