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為替レートの逆回転?

ブルームバーグによるとアメリカドル買いは急速に減速しつつあるらしい。それはアメリカのインフレ率が少しは緩和され、利上げスピードが低下すると多くの市場参加者が予測しているためらしい。
一方で、オーストラリアドルや人民元には資金が流入している。中国経済がゼロコロナ終了で正常化に向かうことになり、景気後退リスクが低減した可能性がある。それに伴い資源国オーストラリアの通貨も買われているのだろう。
実際香港や深セン、上海の株式市場にニューヨークで上場する中国企業の価値はじわじわと上がりつつある。また、エネルギー関連の企業の株式も調子は決して悪くなさそうだ。
もっとも中国の経済成長がインフレを悪化させる可能性もある。更に多くの大企業が採用の先送りやレイオフに踏み切っているのも事実ではある。また各国で景気後退を示すシグナルと景気拡大を示すシナリオの両方が点滅していることも不確実性を高めているだろう。


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