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天才たちの習慣から学ぶ#2

前回の続き「天才たちのライフハック」を紹介します。
前回の内容をご覧いただいてからの方がわかりやすいと思いますので、リンクを貼っておきます↓

■この仕事が最後と考える(フョードル・ドストエフスキー)
19世紀ロシアを代表する文豪で、ひとつひとつの作品を「自身最後の作品だと考え執筆する習慣」があった。
このような習慣にいきついたのには、銃殺刑の寸前で皇帝による減刑によって命が救われた体験から生まれている。

■あえてうるさいところで考える(フォン・ノイマン)
20世紀科学史における最重要人物のひとりである。数学者として「ゲーム理論」の成立に貢献しただけでなく、その概念を経営学に持ち込み、コンピューターが発明されたときに提案したプログラム内蔵方式は、今のコンピューターの基本となった。
彼はうるさい音楽や騒がしい場所が大好きだった。彼の妻も「うるさければうるさいほど、彼には良いのです」と語っていたほど。
フォン・ノイマンから言えるのは「静かなところではたらくことが正解ではない」ということ。実際にイリノイ大学研究所の論文によると、カフェなどのざわめきの雑音が、創造的な仕事の生産性を高めてくれるという。これを「ホワイトノイズ」という。
ホワイトノイズの中で考える習慣は、こうした働く環境を取り巻く音への耐久性をつける訓練にもなる。

■朝には目標を、夜には課題を書いている(ベンジャミン・フランクリン)
アメリカの憲法の草稿を考えた「建国の父」のひとりであり、科学者、発明家としても活躍した天才。
フランクリンは時間を大切にする習慣を持っていた。朝は「どんな有益なことをしようか?」夜には、「今日はどんな有益なことをしたか?」
時間を無駄にせず有益な人生を送ろうとした。毎日毎日自分に問う習慣を身に付けることで、さまざまな分野で結果を残すことができた。

■自己流のドーピングに身を任せてみる(オノレ・ド・バルザック)
フランスを代表する文豪の一人。バルザックは多作な作家と知られ、1日に15時間働いたとされるが、それを支えたのは「毎日平均50杯ほどのコーヒーを飲む」という習慣である。
この習慣の背景には、出版業の失敗から多額の借金を背負っていたことから、返済のため一生懸命働くしかなかったというのがある。
彼自身も「コーヒーは私の人生の偉大な原動力だ。コーヒーの力を全身で感じている」と語っている。コーヒーとは彼にとって、想像力を刺激する魔法の物質であった。飲むと頭の中からアイデアがあふれ出し、それを書き留めるのが困難なほどだったと言われている。
健康に害を及ぼさない限り、いくらでも自分の能力を覚醒させる物質を摂取することは許されている。

■自分が楽しむことを仕事の目標にしている(アレクサンダー・フレミング)
ぺニシンリンを発見したイギリスの細菌学者。抗生剤がどれほどの数の人を救ってきたのかを考えると、人類史上もっとも重要なひとりである。実際にタイム誌が選定した「20世紀におけるもっとも重要な100人」に選ばれ、その功績によって、ノーベル賞を受賞している。だが、重要なのは「伝染病に苦悩する人類に貢献しよう」と努力して成就した発見ではない。特に何の目的もなく、細菌が好きで毎日観察をして遊んでいたら偶然発見したのである。
フレミングは毎日細菌を使って遊ぶ習慣があった。細菌を使って絵を描いてみたり。このように変わった行為には何の目的もなく、面白いからやっていただけだった。しかし、根底には「もっと細菌を知りたい」という明確な情熱が存在していた。
因みにこのぺニシリンの発見は、とあるミスから生まれた。研究室の細菌を隔離せずに、休暇に出てしまい、戻ってきたフレミングは細菌にカビが発生しているのを発見した。通常であればサンプルは破棄するのだろうが、フレミングはそこに何が発生しているのか確認をしたくて、めちゃくしゃになったサンプルを観察してみた。そして、カビが細菌を殺していることを発見した。これがぺニシリンの発見である。
孔子の言うように「知る人は好む人には勝てない、好む人は楽しむ人に勝てない」ということである。

いかがでしたでしょうか?
まだまだご紹介しきれてないので、また次回にでも続きをお届け致します!


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