書評: 新しい経営学 (三谷宏治) 。重宝しているビジネスモデルの4要素
今回は、書評です。
新しい経営学 という本をご紹介します。
この記事でわかること
・どんなことが書かれている本?
・ビジネスモデルの4要素とは?
・使いやすいビジネスモデルのフレーム
・重要思考
この本は、経営学をわかりやすく学べるだけではなく、普段の仕事にも活かせる内容になっています。
ぜひ記事を最後まで読んでいただき、お仕事での参考にしてみてください。
この本に書かれていること
この本を一言で表現すれば、経営学を俯瞰してわかりやすく学べる本です。
解説の図が多く使われ、事例も豊富です。文章も読みやすく理解しやすい内容になっています。
ビジネスモデルの4要素
本書 新しい経営学 の全体を通して使われているフレームが、ビジネスモデルの4要素です。
ビジネスモデルの4要素
・ターゲット
・バリュー
・ケイパビリティ
・収益モデル
この4つを考えることによって、ビジネスモデルの全体像が把握できます。それぞれの詳細は、次のようになります。
ビジネスモデルの4要素
・ターゲット:誰 (またはどの企業) を顧客にするか
・バリュー:顧客に提供する価値
・ケイパビリティ:価値を実現する仕組み、能力やリソース
・収益モデル:提供価値から対価を得る仕組み
このビジネスモデルの4要素は、本を読んですぐに仕事で使ってみました。シンプルな分だけ汎用的で使いやすいです。
事業戦略を考える時に4つの項目から情報を整理したり、足りない視点、まだ深く考えられていないことが何かが見えてきます。
重要思考
今回ご紹介している 新しい経営学 で、もう1つ印象的だったのが、「重要思考」 です。
重要思考とは、最も大事なことにフォーカスし、そこで 「差」 を生むようにします。
別の言い方をすれば、ものごとの本質を見極め、一番影響があるであろうことに集中して取り組むことです。
たとえるならボーリングのセンターピンです。センターピンを倒すことによって、後ろに並んでいる二列目以降のピンも倒していくことができます。
ビジネスでの戦略の用語に当てはめると、KSF です。KSF とは Key Success Factors の略で、平たく言えば成功要因です。
重要思考から改めて考えさせられたのは、文字通りの重要なことを優先して取り組んでいるかです。
目の前のことに忙しくしていると短期的なことばかりになり、長い目で見た時の重要なことには意識が向かなくなり、結果的に後回しになります。
重要思考から考えさせられたこと
・本当に大切なことは何かの見極める
・大事なことをやり抜く
まとめ
今回は、新しい経営学 という本をご紹介しました。
最後に今回の記事のまとめです。
経営学を俯瞰してわかりやすく学べる本。解説の図が多く使われ事例も豊富。経営学をわかりやすく学べるだけではなく、普段の仕事にも活かせる。
ビジネスモデルの4要素
・ターゲット:誰 (またはどの企業) を顧客にするか
・バリュー:顧客に提供する価値
・ケイパビリティ:価値を実現する仕組み、能力やリソース
・収益モデル:提供価値から対価を得る仕組み
重要思考とは、最も大事なことにフォーカスし、そこで 「差」 を生むようにする。ものごとの本質を見極め、一番影響があるであろうことに集中して取り組む。
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