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オリジナルポエム

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2016年4月の記事一覧

清流の森(詩)

森の中を
清らかな川が
流れていく

日常のイライラも
あの日犯した罪さえも
みどりの新鮮な空気と
美しい水の音が
全て洗い流していく

ここは
生まれ変わるための場所
昨日の自分を
木漏れ日で満たして
新しい自分に変える場所

他人に言われたひどい言葉も
仕事先で犯した小さないじわるも
全てのモヤモヤを自然への
ざんげと共に
すがすがしい心へと
変えていく

誰が見ていなくても
全ての行いは

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妙クロノス(詩)

心の雨が降る
四月の風の中
失ったものが
脳裏をよぎる

それでも
ここで立ち上がる姿に
力強く立ち上がる姿に
時を進める力が宿る

やまない雨の中
駆け抜けろ
僕がそばにいる
僕が
君の心の
そばにいる

今の君には
何も見えないかもしれない
でも常に僕の心は
いつでも距離を越えて
君のそばにいる

やまない雨の中
今やるべきことだけが
心の宝を
守る力になる

どんなに激しい雨も
君の心の

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勝者の船(詩)

朝がやって来た
眠れない夜を越えて
今日も木の船が
海へとつながる
川を渡っている

色々な一日がある
調子がでない日もある
苦悩の大火に
焼かれる思いの時もある
苦悩の津波が
押し寄せる日もある

それでも大事なことは
どういうときでも
僕は自分の船を
こぎきったと
納得できる生き方
悔いのない生き方を
貫くことだ

例え眠れぬ夜を
過ごしても
自分はこれだけ
やりきったと
言えるようになること

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大地に輝く花火(詩)

大地に輝く花火(詩)

大地に咲く花
一つひとつが
大地に輝く花火となって
僕の心を感動させる

そのバリエーションは
夏の夜空を彩る花火を
はるかにしのぐ数となる

そんな
大地に咲く花は
ただ今日を生きるための
ひりょうと光と水
そして
育ててくれる人の愛を
糧にして生きている

きっと僕らの
才能の花も同じ

花開くためには
今日を生きるための
パンと水
そして僕らを大切に
思ってくれる人の愛情

それこそが花開く

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心に着けるジュエリー

世界に一つだけの
オーダーメイドの
ジュエリーのような言葉を
君の心に届けたい

辛いときも君を照らし
生きる希望になって
君の心を満たしていく

この目に見えない
ダイヤモンドは
君の心に映るかい

永遠を象徴する
この宝石に
僕と君が
永遠の絆で結ばれるように
願いをこめる

いつもそばにいるよ
いつも君を思って
君の幸せを祈っているよ 

君を思うこの祈りで
君の心を守りたい

不幸な現実が

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翼を広げて

いつか遠くまで飛べたらいいな
いつからかそう思うようになった

少しの間
羽ばたくだけじゃ
物足りなくて
もっと
もっとって思ってるんだ

僕のツバサは
皆よりも小さくて
ぶかっこうだけど
ちょっと個性的な
飛び方ができて
気に入ってる

気がつくと
もっと美しい飛び方ができないかな
もっと面白い飛び方ができないかなって
探している

個性ってどうやって磨かれるんだろう
ツバサはどうしたら
望むよ

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どんな時も金色の光に

どんな時も金色の光に

太陽が
全てを赤い虹色に
染め上げていく

雲も林も
遥か彼方の
富士山も
赤く赤く

心の中の後悔も
赤く照らされていく
いつも僕は全力で生きていた
ただその事実だけが
残っている

あの時
ありえた未来に
負けないように
今を懸命に輝かせている
今が最高だと信じるために

きっと僕のカルマは
理想の生活をしていたとしても
最低の生活をしていたとしても
同じ自分を映し出す

燃えるようにほえろ

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仲間を増やすリアルガチャ

仲間を増やすリアルガチャ

あらゆるものには心がある

僕が今吸い込んでる空気にも
心がある

僕が空気を理解して
観葉植物を置いたり
空気清浄機を置けば
空気が僕の味方になって
快適な生活にしてくれる

ノートにだって心がある
ノートに心を込めて
きれいな字で書けば
ノートはアイディアを
ささやいてくれる
アイディアはノートとの
対話でもうまれる

自分の仲間を大切にしよう
自分の仲間を大切にすれば
僕の思いに皆が応えてく

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続・スートラを目指して(詩)

続・スートラを目指して(詩)

泥の中に咲く蓮華
他の誰もが
見向きもしないような
汚い泥の中で
あえて咲いている

泥は汚いからこそ
他の誰かに奪われることもない
君の中の泥はなんだい?
他の人がまねしようとも
思わない
可能性のかたまりは
どれだい?

君の悩みが深いほど
他の誰かが入ってこない
唯一無二の舞台になる

泥の中で泥に染まらず
悩みの中で悩みに染まらず
蓮華のように力強く咲く

君の悩みや短所の中で
育まれる個

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青空の旅

青空の旅

青、水色、白
美しいグラデーションの空
脳が新たな世界を目前に
集中と好奇心のシータ波を
奏でている

記憶に焼きつけるための
そのリズムは
人を
革新のモードに
切り替える

空の海を泳ぐ雲
トビウオのように
青をかきわけていく

まだ見ぬ世界が
僕を待っている

まだ見ぬ人々が
僕と時を過ごすことを
待っている

そこでいったい
どんな物語を
僕らは紡いで
いくのだろうか

以前の土地で
磨い

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雨上がりの町で

雨上がりの町で

雨上がりの空
七色に輝く
天空の微笑みに
照らされた町

花びらに光が反射する
四つの羽根を持つ
蝶の群れが
黄緑のくきに
集まっているかのようだ

紫陽花(あじさい)の花
その真っ白な花びらは
汚れなき君の
勇気の心

その花は君の心
君が心に優しさを
忘れていないから
美しく視界に映る

繰り返した失敗で
くじけそうなとき
思いだすよ
雨の季節にこそ
堂々と咲く
花があることを

あじさいの花

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太陽の遺伝子

太陽の遺伝子

熱く茶色い目覚ましを
喉の中に注ぎ込む
まだ眠い体内の
時計のリズムを
整える

やわらかな
みかん色した
春の風が
車の中の
元気なオレンジ色と
まざりあう

あたたかい

ラジオから
聞こえる
桜色の歌声も
まざりあう

あたたかい

流れる川と流れる車
道路はまるで
たくさんの船がいきかう
川のよう

休日のやすらぎの空気が
町いっぱいに
満ちている

あたたかい

笑い声

たえず冗談を言

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満天に花が咲く(詩)

満天に花が咲く(詩)

青い空に満天の花
太陽の光の下
桜色の銀河が
揺れる

旅立ちの季節
何年もこの場所にいる僕は
周りがどんどん先に行っても
踏み出せずにいたんだ

ずっと冬のままで
春なんて
来ないんじゃないか
そんなこげ茶色の
心の中でも
ずっと
咲くときを待つ
命がある

僕の中で
脈打つ鼓動は
日々
奇跡の木を
育てている

花びらが
一枚もついていない日でも
輝く瞬間を
準備している

青い空に満天の花

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うそからの手紙(詩)

うそからの手紙(詩)

今日は
年に一度
うそをつくのが
皆に喜ばれる日

ぎそう
さぎ
だます
いつわる
そんな嘘という言葉は
皆の嫌われもの
でもこの日だけは
嘘がヒーローになれる

365日の中で
たった一日だけ
優しいうそを
皆がプレゼントする日

温かな心が
世界中に
満ちあふれる日

嘘で笑顔を作り出す
嘘で元気が出てくる
嘘で皆に感謝する
嘘でサプライズが生まれる

冗談やユーモアを忘れず
毎日がエイプリル

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