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黎明期(詩)

(以前書いた詩の蔵出しです)

冷たい気温を肌が感じて
降り行く雪の真白さを眺めている
早すぎた君と大地の出会いは
どんなに頑張って積もろうとしても
溶けていくだけ

降り注ぐ雪が積もっていく
新しい雪の上に君が積もっていく
大地との距離は少しずつ離れていく
君の日々の努力が編む存在の上に
新しい君が舞い降りていく

大地の温度はただ下がっていく
あの頃の君はもういなくて
別の美しい雪が大地を包ん

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