近況報告 6月10日

こんにちは。

先日、来シーズンの去就について「現場は一時おやすみ」の意向をブログでお伝えさせていただきました。

FBのコメント欄では応援のメッセージもいただき、こんな私の動向も気にかけてくださる日本の皆さんの声にとても励まされます。

誠にありがとうございます😊

最近は、シーズンオフになったことや現場での活動にも一つ区切りができたこともあり、週末に仲間とプレーヤーとサッカーして楽しんだり、サッカーの見る視点がこれまでとは異なったりと、人生の変化を楽しんでいます。

新しいモノや情報が入ってくるためには、今の箱の中身のスペースを空けてあげる必要があるというのはよく聞く話ですが、人生の箱の中のかなり部分を占めている指導者としての活動のスペースを空けてみるとこれからどんな新しい情報が入ってくるのかとても楽しみにしています。

ふと思えば、「自分がバルセロナにいることの意味は何だろう?」と深く考えたりして、それはサッカー大国で自分が見るもの触れるものを自分の感覚を通して周りに伝えていくことなのだろう、と思ったりもします。

日本の滞在からバルセロナへ戻って何気なくTVをつけたらサッカーの文化への浸透度を感じたりしますが些細なところで日本との違いを感じます。

週末になればリーグがあって生活の中にはサッカーが身近にあり、朝Barに行ってコーヒーを飲んでいると隣の席でおじちゃんたちがバルサの来シーズンのことについて持論を語り合っているのを聞いて「あー、これは日本とは違うな。」と改めて感じたりします。

スペインでは、サッカーがとてもナチュラルな形で国民に浸透している、これが住んでいると節々で実感するところなんです。

かたや、日本の情報を見たり日本で直接サッカーに関わっている指導者の話を聞くと、ヨーロッパでは当たり前のことが日本ではまだ当たり前でなく、依然古い考え方でことが進んでいることに正直なところ危機感を感じてしまいます。

サッカーの中で学ぶことを、サッカー以外の+α(しかも変なこと、例えば罰走でメンタルや体力をつける、や理不尽な扱いをして「これがためになるんだ」など)で何かを課して、しかもそれが美化されている様な情報を目にすると「勿体無い」と思ってしまいます。

11年間バルセロナで指導現場に携わりましたが、サッカーの指導理論だって体系づけられ理論化され、子供は強いられることなくサッカーをプレーし団体競技で仲間とプレーすることを学び、勝敗がある理不尽な環境の中で辛さを乗り越えていくことを学び、本心から主体性を持ってサッカーを満喫しながらプレーしています。

自分がここバルセロナに居る意味は、サッカーのあるべき姿をスペインというサッカー大国を見ながら学びたい方々に発信していくことも重要なんだと思っています。


「サッカーの新しい研究所」ではスペインからの発信を私が私見たっぷりにお届けしています。

- U12の指導理論
- スペインのフィジカルコンディショニング理論

のコーナーもあり、指導者にぴったりなスペインサッカー満載のオンラインコミュニティです。

HP内にはサンプルのコンテンツもございますので、ぜひご覧ください!

明日、火曜日はフィジカルのコーナー担当の方と一緒にライブ動画配信を行う予定です。


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