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1 出会い

2011年9月11日。
愛犬リオンさんと出会う。
中心街にあったペットショップのショーウィンドの中に、彼はいました。

9月11日に出会った時のリオンさん

この日は私の誕生日。
その頃友人のわんちゃんのお世話をしていたことから、自分も機会があれば飼ってみたいなとは思っていましたが、いざ目の前にしてみると怖気ずくというか、これから先のことがさまざまに頭をよぎります。

お金もかかるし、家にいないことも多いし、最後まで責任を持たないといけないし。挙げたらきりがありません。

迷いに迷い、腹を括った私は、思い切って彼を迎えることにしました。
人生で初めてのわんちゃんです。

ブルーブラックのような、シルバーのような、とても珍しい色合いの被毛。
そして両手にちょこんと乗るほど小さく、まだ目ははっきり見えていないようでした。

彼は2011年7月30日生まれで、9月11日にはお店のショーウィンドウにいました。つまり、彼は生まれた直後に母親と引き離されていたということになります。ちなみに、リオンさんと出会って1年後ぐらいに、そのペットショップは急遽閉店してしまいます。

多分、彼自身、何が起こっているのかもわからないままそこにいたんだろうなと、さまざまに想像します。

これが、愛犬リオンさんとの出会いです。
近ごろ、大病を乗り越え、めでたく12歳を迎えることができました。
シニア期になった頃から、さまざまな病気、大病を患い、その度にリオンさんと私はその困難を潜り抜けてきました。
おかげさまで、いまも、窓際のいつもの場所で、すーすーと寝息を立てながらゆったりとしたひと時を過ごせています。

このマガジンですが、すべてのわんちゃんオーナーの方々に、その体験や経験が、参考程度にでもお役に立てればと思い、立ち上げました。

けれども、一つだけお伝えしたいことがあります。
それは、リオンさんと過ごしてきたこの12年間は、筆舌に尽くし難いほど、喜怒哀楽にあふれる素晴らしい人生の時間だったということです。
愛犬リオンさんとの暮らしは、決して病いだけで塗りつぶされてきたわけでは、全くありません。むしろ、リオンさんがいなければ、いまの私は存在していなかったと言えます。

わんちゃんも、人間と同じように生きていて、時の変化とともに、衰えていきます。病気もするし、怪我もするし、大病もします。
もし大病をしなかったわんちゃんがいたのなら、それは、そのわんちゃんと飼い主の方にとって、とても幸せなことだと思います。

楽しい時間も苦難の時間も、わんちゃんとの暮らし。

私のリオンさんは、数々の大病を乗り越えてきています。
その時々に、飼い主である私がどうしたか。または、どうあるべきだったか。
その事を中心に、時系列で振り返りながら、これから少しずつ書いていきます。


追記
2020年11月から投稿しているリオンさんのnoteマガジン『おいちゃん犬、リオンさんの日々』。
2023年8月11日、めでたく1000日目の投稿となりました。
よろしければ、こちらもご覧ください。

また2023年7月25日より、リオンさんのインスタグラム『愛犬 リオンさん』を始めました。こちらもぜひご覧ください。


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