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【損切ラインの迷走】

 ENEOSとシチズン時計は10%弱のマイナスだ。群馬銀行がこのマイナスを打ち消す利益を出しているのでどうにかなっているが、損切ラインについて考える良い機会にはなっている。なお、結論は出ていない。
 上記3銘柄を買った時の日経平均株価は確か38000円くらい(確認しろと思うが)。この時は株価がどこまで下落するのか、もしくはこの辺りで下げ止まるのかで悩んでいた。反発を期待して購入したのだが、下落の可能性も考え、損切ラインを決めていた。

【損切ラインを決めた直後から…】


 で、その後に起きた中東情勢の悪化のニュース。これで日経平均は37000円まで下落し、先行き不透明感が高まった。ついでに当然だが、購入した株価は損切ラインを超えた。
 結果から言うと損切は出来なかった。これ以上の悪化が無ければまた元の株価に戻る公算もあったからだ。
 だが、情勢が悪化し、更なる下落局面を迎えるリスクもあった。ここで損切ラインの決め方の甘さに気が付いた。

【前提の条件が変わると損切ラインなど無意味になる】

 ↑という事実を今まで分からずに投資をやっていたわけである。
はじめに決めた損切ラインは「日経平均株価が史上最高値をつけた後の調整がどこまで下がるか分からない」という前提があった。
 しかし、その後で「中東情勢の悪化で今後の見通しが分からなくなった」と変わってしまった。

【自分の心理状態は?】

 前提が覆った先にあった自分の心理状態は「まだ上がる機会があるのに損 失を確定したくない。」という感情が判断を左右するものだった。
 そうか、感情が決断を妨げていたのか。いま、書いていて気が付いた。

【損切は決断に不要な感情を排するために行うもの】

 決断が感情によって変わらないようにするための損切だった筈だ。
 それならば、売って然るべきだ。 
 嫌だけど、売らないといけないな。確かに、ここ数日、大きく下げもしないが上がりもしない低飛空状態だった。ENEOSにシチズン時計のことね。
 群馬銀行は強い。連日、株価を上げている。こういう銘柄に投資をすることを目指しているのに、上がらない株に期待を込めるのは間違っている。



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