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泣きわめく権利(乳児)

電車やバスなどの交通機関で、時々乳児が泣きわめくという場面に遭遇することがある。スマホだったらマナーモードがあるが、赤ん坊にはマナーモードがない。親があやして泣き止むこともあるが、泣きやまない時は泣きやまない。

赤ん坊が、泣くのは、赤ん坊にとっては数少ない意志の伝達方法であり、わかりやすく言えば、「泣くのは赤ん坊の仕事」なんだと思う。

この権利は、子育てに優しい社会では、広く浸透していると思うが、日本ではどうなのかというと、ややあやしい。

じゃあ、それを改善するには、どうしたら良いか、ちょっと考えてみると、こんな風に伝聞を回覧させるとか、必要あれば、どこかに明示しておくというのも一案だと思う。

子連れ専用車両

比較的最近、この存在を知ったが、これは、ないよりはあったほうが良いと思う。
優先席がなくても、困っている人にはすぐ譲ってあげれば優先席は不要だという話同様に、理想ではあるが、ヘルプマークやマタニティマークのように、明示しておいたほうがその場のコンセンサスを得やすい場面も時々ある。

耐性・対策

赤ん坊の鳴き声がうるさいと感じるのは、異常ではないと思うが、子供がいない人・子育ての経験の無い人には比較的耐性が少ないと思う。

子供が泣き出し、近くの席の人が耳栓やイヤフォンをしたからといって、逆にそれを咎めるのは変な話だと思う。
あるいは電車で、別の車両が空いていれば、別の車両に移動しても、そこは自由だと思う。

周囲の対応として、親と一緒にあやしてあげるのは、一つの協力なのかと個人的には思う。

優先順位と許容範囲

赤ん坊は自由であり、泣き叫ぶのは無制限に自由なのかというと、そうではない。
少なくとも、親がTPOをある程度配慮する必要があるだろうし、親による、周囲への配慮によっては、許容範囲も異なってくる。ただ、対象年齢に関しては、個人差もあるだろうし、これは、よくわからない。ある程度聞き分けができても良さそうな年齢となれば、静かにしなさい。と親も周りも注意すべきなのかとは思う。


私は子育て経験がないし、自分が乳児だった時の記憶もない。それでも、少子化が進む現在、こういったコンセンサスの不足が、共同社会を生きづらくしているのかもしれず、ふと書いてみようと思った。


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