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PTAを会計から改革する

こんにちは!
PTAかいちょーさんです。
地元公立中学で
PTA会長をやっています。

昨年度に引き続き
今年度も会長として
PTA改革を進めていきます。
中学の会長は、2期目。
その2年目になります。


さて、
PTA改革を進めるにあたって
大きなブレーキになるポイントは
会計でした。

不正のないようにと
キッチリと作られている
PTAの会計システムは、
「変える」イコール「悪」!
というイメージの
アンタッチャブルな領域なのです。

手集金を振込に変えるだけでも
大騒ぎでした。
会費の減額も
「一度下げたら上げられなくなる」
なんて意見が出始めて
遅々として進まない…。
変えたらいけない
変えると良くないことが起こる
というイメージが
強いんでしょうね。

しかし
現行のままでは
改革を進める上で
問題点が大アリでした。


PTA会計の問題点その1は
前年度策定の予算にしばられていて
身動きがとりにくい
ということです。

うちのPTAでは
前年度のうちに
前年度役員によって予算案が策定され
PTA総会で承認されます。

予算案は
委員会ごとに細かく設定されていて、
その予算を執行するべく
新年度の活動が行われます。

会費額が決まっていて
委員会ごとの予算額が決まっていて…
という
そんな状況では
活動を変えていきたくても
余地なしです。

わたしが会長1年目だった昨年の活動は、
わたしが会長になる前の年度に作られた予算案を
もとにしていました。

なので、
多少は活動を変更しつつも
なかなか大きな改革はできませんでした。

…ということで!
2年目になる新年度は
予算案から一新し、
活動全体を
根本的に変えていきます!
2年がかりだからこそできる
PTA改革です。
1年目に
運営委員会で話し合い
2年目に
みんなで決めた改革案をもとに
新しい体制で運営していく
という形です。

具体的には…
任意加入とし、
入会者からの任意の活動支援金を
収入源とすること。
集まったお金と集まった人で
できることをやること。
それに伴い、
卒業記念品などの廃止。
各委員会の活動費も
細かく設定するのはやめて
活動に合わせて柔軟に対応できるような予算にしておくこと。

こうして、
スリムでわかりやすい
予算案ができました。
一歩前進です。


もうひとつの会計の問題点は
莫大な財産でした。

単年度の収入額より多い繰越金…

ペーペーレスの時代に
印刷機の買い替えができちゃうくらいの
積立金…

こういった
多額の財産を
いったいどう扱うのでしょうか。

単年度の収入は
その年度の会員に還元するように
使うのが原則です。

でも
繰越金や積立金は
過去の会員からの申し送りなので、
当年度の会員だけに還元するわけにはいかないのです。
とすると、
非常に
使い方が難しくなる…。

使い方が難しいがゆえに
何年も何年も
ずっと繰り越され、引き継がれ、
大きなお金の入った通帳が
会計担当者の負担となっていくのです。

…ということで!
繰越金と積立金の使い道を
しっかりと議論して
決めました。

活動のスリム化に伴い
多額の繰越金は不要。
印刷機買い替えも不要。
なので
周年行事用とされる一部の積立金を残し
全てを
生徒の熱中症対策に充てることになりました。

学校行事で使えるような
大きなテントを購入し
炎天下で熱中症になる危険を
少しでも減らそう
と決まりました。

こうして
繰越金と積立金を減らして、
その年度に集まったお金で
できる範囲の活動をする
という
軽やかな運営になります。
もう一歩前進です。


さて
改革は
うまく進むのか?
一年間は
お試し期間ということで
進める予定です。

うまく進めば
次年度もそのまま。

うまく進まなければ
修正点を検討。

まるっきりだめそうなら
次年度には
去年までの
もとの形に戻す。

そんなことを宣言しています。

昨年は検討の年。
今年は実行の年。
さぁどうなるでしょうか。

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