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【読書】文系もハマる数学

うちは
長男次男三男(大学生×2、高校生)
みーんな理系。
3人とも数学のひと。

理系の彼らに
最初に数学を教えたはずのわたしは
実はド文系で、
国語が専門だったりする。

そんなわたしからしたら、
ふん、
文系も理系もそんなに変わらんじゃろー
という感覚でいるんだが、
時折
うわっっっ…こりゃ理系だ…
というような場面に出くわすことがある。


印象的だったのは
次男の大学の入学式。
(長男も理系だが…
大学入学式は、
コロナのため…なかった!)

理系大学に進学した次男。
立派な入学式だった。
会場いっぱいの学生たち。
わたしはその会場を見渡して
全ての学生が理系…
と思ったら
ちょっと
背筋がゾワゾワっとした。
普段はほとんど経験しない
文系アウェー感があるからだろうか。

そして
当然ながら
教授たちも全員理系。

学長やら
理事長やら

みんな
理系の話をする。
入学式の挨拶なのに
なんでそんな
研究の話とか始まっちゃうのだろう…
専門用語どんどん出てくるし
しかもやたら話長い。

わたしには
入学式の挨拶開始数分で
睡魔の手招きが見えてきた…

話をちゃんと聞けてる
理系の学生のみんな、
すごいね…
きみたちほんとに理系だ…


さて、
そんな息子の書棚から
文系母でも読めそうな本を発見した。

作者の肩書が「数学のお兄さん」
って書いてある…
だいじょうぶか???

「マンホールのふたが丸い理由」
とか
「新幹線が2人席と3人席になっている理由」
など、
文系でも分かるように解説してあって
とてもおもしろかった。

でも一番おもしろかったのは…

「恋愛を因数分解してみよう」
とか
「人間関係を和集合で縮めよう」
とか
言い始めちゃうくだり。

理系の
数学やってる人たちって、
そんなこと考えながら
コミュニケーションとってるのか…
そりゃ
変わったひとが多いね
って言われちゃうわけだ。。。

というか、
本当に
恋愛を因数分解してる学生がいたら
わたしは
その恋愛の行く末が心配でならないよ…

「理系の雑学」
のおもしろさより
「理系のひとの考え方」
のおもしろさに
感心した一冊。
文系のわたしには、
たいへんよい勉強になった。

…という感想を持つあたりがもう
理系的ではなく
文系的な読み方で
著者の意図とは
ずれてしまってるんだろうが。

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