しばらく前のことですが…

八ヶ岳の『清泉寮』へ
泊まりにいきました。

なんといってもソフトクリーム！！
が有名な
清泉寮。

第二次大戦後、
この地を開拓して
ジャージー牛を飼おう！
ということで牧場を始めたんだそうです。

来日して一生懸命この地の開拓につくした
ポール・ラッシュ博士のおかげで、
広大な牧場と
かわいいジャージー牛たちと
おいしいソフトクリームが
あるんですね。

ちょっと行くと木々の中の遊歩道があり
遠くの山々も見渡せて
ほんとに素晴らしい場所でした。

清泉寮は
ソフトクリーム食べるだけじゃなくて
泊まれます。
宿泊用の建物は本館新館コテージとあるのですが、
しっとりとした落ち着きがあり
どこもステキでした。

そんな建物の中で
わたしが特に気に入ったのが
「読書コーナー」。

書棚と椅子があって、
誰でもいつでも
ゆっくりくつろいで本が読めるスペース。
本は借りてお部屋へ持っていくこともできます。

そこで
たまたま出会ったのが、
『西の魔女が死んだ』。

以前から気になっていて
読もうかなと思いながらも
手に取ることなくきてたのに、
この
旅先の場所で
手に取ることになるとは。

穏やかな自然と
歴史ある建物を感じながら
（時折娘に邪魔されながら）
読みました。

学校に行けなくなった中学生の少女と
「西の魔女」だというおばあちゃんとの話。

作者の梨木香歩さんの文章は
優しくて、
自然の中で少女がおばあちゃんと過ごし
大切な経験をしていく…
それが
旅先の自然と重なって
とても心地よく読めました。

が！！！

一泊旅行あるあるですが…
散策やら
ソフトクリームやら
買い物やら
あれこれしてるうちに時間は過ぎ、
歩き疲れて
夜はバッタリ寝てしまい、
とうとう
本を読みきれずにチェックアウトに😭

続きが気になり、
帰ってきてからすぐ
文庫本買いに行き
読みました。

最後まで読んでよかったです。
ぜひ、
わたしのように慌ただしくではなく
ゆっくりと手にとってみてください。