ざきさん

休日は、所属してる楽団でトロンボーン吹いていたり、ボーイスカウト活動に関わっていたりし…

ざきさん

休日は、所属してる楽団でトロンボーン吹いていたり、ボーイスカウト活動に関わっていたりします。

最近の記事

23WSJ を思い出して思うこと

2015年に山口県山口市阿知須で開催された第23回世界スカウトジャンボリー(23WSJ)は、3万人を超える人数が集められました。これは、周辺地域の人口よりも多く、水道やゴミ処理などのインフラについても入念に調整されて準備されたと聞きました。プログラムとしても、大会前後には日本各地でのホームステイのプログラムが行われ、期間中には山口県内各地へ赴いての地域プログラム、広島県の原爆平和記念公園へ赴いてのピースプログラムが展開されました。 大会期間は7月下旬から8月上旬で、会場のき

    • 善行をするためには・・・

      ふと、ボーイスカウトの書籍「パトロール・システム および 班長への手紙」を開いて読んでみました。その中の「班長への手紙 その1」はスカウトのおきてについての考え方を班長であるジム君に語りかけるように書かれたものです。 当時のイギリスのスカウトの10のおきてに沿って説明がされていますが、現代の日本のボーイスカウトのおきてにも通ずるものがあります。今回、取り上げて読んでみた箇所に気付きがあったので、忘れないように書いておきます。 スカウトのおきて - 3. 「スカウトのつとめ

      • 今の状況は「現代日本の開花」で憂いられていた状況と似ている気がする

        高校時代に現国の授業で読んだ(当時の感覚としては読まされた?)、夏目漱石の「現代日本の開化」という講演記録が結構印象深くて頭に残っています。内容自体は、「青空文庫」で読むことができます。 内容としては、要するに、 ・明治維新以後の文明開化によって得られた近代化は、西洋からの外圧的なものでしかたなく起こったもので、日本人自らが考えて起こしたものではないので、無理が生じてきてるのではないか? ・しかも、西洋が100年単位で築き上げてきたものを10年やそこらでなんとか上っ面だけへ

        • スカウト運動の創始者 B-P はナチズムに手を貸していない

          スカウト運動の創始者であるベーデン・パウエル卿(B-P)の銅像を、英国ボーンマス市が撤去する方針を出したとのニュースが流れてきました。昨今の人種差別反対運動の標的になったことによる町の治安悪化への対策、とのことです。撤去に反対する人々による抗議も展開されましたが、今は、銅像が傷つけられないよう保護されたとのことです。 人種差別反対運動の人々の標的になった理由は(私としては全く考えられない説で)「B-P はヒトラーに手を貸した」という説が流布したためとのことです。 たしかに

        23WSJ を思い出して思うこと

          後藤新平「人を残すものは…」

          私が最も尊敬する政治家は、ボーイスカウト日本連盟初代総長も務められた後藤新平です。彼は、もともと政治家を目指していたのですが、遠い親戚に当たる高野長英が「蛮社の獄」で弾圧を受けたこともあり、周囲に反対され、医師の道を歩んだといいます。その後、なんやかんやで官僚となり、政治の道に入り始め、「ゆくゆくは内閣総理大臣になる人だ」と言われていたそうです。しかし、1920年に汚職事件で辞職した前職の後を引き継ぎ、東京市長への就任を打診されます。国政を離れ、出世コースからは外れること

          後藤新平「人を残すものは…」

          弱者の視点に立った想像力を持つ

          高校生の時に学校の奉仕活動の一環で、大阪のあいりん地区(釜ヶ崎)の夜回りに参加したことがあります。あいりん地区はいわゆる「ドヤ街」で、日雇い労働者(”おっちゃんたち”)が多く住む地域です。路上生活者も多く居住しています。私が参加した夜回りでは、その路上生活者の方々におにぎりや味噌汁を配ったり、コンクリートに直接寝ている方を起こして敷いてもらう用のダンボールを渡したりして回っていました(※1)。 歩いて回っておにぎりなどを渡して回る際、その日の奉仕だけに参加している私たちが

          弱者の視点に立った想像力を持つ

          「修行」で得られるものは何か

          以前、内田樹「修行論」光文社(2013)https://www.kobunsha.com/shelf/book/isbn/9784334037543 を読みました。この本の内容は、非常に深くて難しいのですが、まえがきの段階で標題である「『修行』で得られるものは何か」ということはよく理解できました。私は武道の経験が無いのですが、ボーイスカウトの活動を通して青少年教育(特に、人間教育)に関わっていると、「なるほどな」と思えました。 一言でいうと、修行で得られるものとは、稽古をし

          「修行」で得られるものは何か

          アウトプットという自己表現

          私はどうも目立ちたがり屋な性格のようで、人前で話をしたり、発表したりすることが好きなようです。今回、このような形で(ほそぼそと)自分の考えた事を書くことにしてみようと思い立ちました。 私は日々、結構いろんなことを考えているなぁと思います。それは、趣味の楽器演奏のこととか、指導者として関わっているスカウト運動が多いです。特に、後者の方では、自分が身をおいている社会との関連で考えることが多い気がします。 なんとなくなのですが、そういったことをその場で考えて終わり、にするのはも

          アウトプットという自己表現