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投資の価値観

少しずつ投資についてのイメージが緩和されつつあるかなーと感じますが、未だやはり投資は、危険なものだ、危ない、怖い、ギャンブルなどの印象が結構残っているような気がします。
今回は、それを払拭したい!ただそれだけです。

投資は怖い?

たしかに、投資には一定のリスクがあるので、初心者の方にとっては怖いと感じるかもしれません。しかし、投資は資産を増やすための重要な手段であり、投資を上手に行うことで将来の資産形成や資産運用が可能になります。

投資に怖いと感じる理由としては、市場の変動や投資商品の価値の下落、または不確実な経済情勢などのリスクがあげられます。しかし、投資には適切なリスク管理や情報収集、投資商品の分散投資など、リスクを最小限に抑える方法があります。

また、投資は全てが成功するわけではなく、損失を出すこともあります。しかし、損失を最小限に抑えるためには、十分な情報収集や分散投資、適切な投資目的の設定などが必要です。

投資は怖いと感じるかもしれませんが、リスク管理や情報収集、適切な投資目的の設定などを行うことで、より安全かつ効果的な投資が可能になります。初めての方には、投資について学ぶための書籍やウェブサイト、または専門家に相談することもおすすめです。

リスクとは?

リスクとは、将来予想される事象が、期待される結果から大きく外れる可能性があることを示す概念です。具体的には、予期しない損失、損害、費用、不利益、不確実性、または不快感などが発生する可能性がある状況を指します。

投資においては、リスクは投資商品や市場の変動、企業の業績の悪化、政治情勢の変化、自然災害などの要因により投資元本が減少する可能性があることを示します。

リスクは、損失や不確実性などのネガティブな要素を含みますが、投資においては、高いリスクを伴う投資商品には高いリターンが期待できることがあります。ただし、リスクを最小限に抑えつつ、適切なリターンを追求することが重要であり、投資家は自身の投資目的やリスク許容度に応じて、適切な投資戦略を選択する必要があります

つまり、リスクが大きい、高いというのは、大儲けできる可能性もあるが、大損する可能性もあるということです。

重要なのはあなたにとっての適正なリスクはむしろ取っていったほうが良いということです。

日本人はリスクを取りたがらない?

日本人はリスクを取りたがらないというイメージが私にはあります。個人的見解というか、感想ですが、日本の文化や歴史的背景、または金融教育などの要因が影響しているのかなーと思います。

日本は長い間、安定的で予測可能な生活を重視するような文化があり、また、失敗や損失を恐れる傾向があります。さらに、日本の金融教育は、リスクを避けることや安定した運用を重視する傾向があるため、リスクを取ることに対して慎重な姿勢が見られます。

私も昔はやりたい仕事というより、公務員が安定している!みたいなざっくりした感覚で生きてました

投資はギャンブルか?

これについても払拭を!

たしかに投資とギャンブルは似たような要素を持つかもしれません。ですが本質的には異なりです。

投資は、市場や企業の情報を分析し、リスクを最小限に抑えつつリターンを追求するために資金を投入する行為です。投資は、長期的な資産形成を目的とすることが多く、投資家は企業の業績や経済情勢、市場動向などを分析し、適切な投資戦略を選択します。

一方、ギャンブルは、運に頼ることで大金を得るためにお金をかける行為です。ギャンブルには、カジノのゲームや宝くじ、競馬、競輪などがあります。ギャンブルには、投資に比べてリスクが高く、結果は完全に運に依存します。ギャンブルは、短期的に大金を得ることができる可能性がある一方、大きな損失を被ることもあります。

単純に考えると資産形成のためにギャンブルはおかしいですし、宝くじみたいに一発逆転をねらって投資するというのもおかしな話です。

適正リスクとは?

適正リスクとは、投資家が個人的な経済的状況、投資目的、投資期間、リスク許容度など、「これぐらい一時的に減っても動揺しないな!」って思う、つまり、自分にとって適切なリスクの範囲を決定することと思います。

つまり、適正リスクとは、投資家が自分自身のリスク許容度に応じたリスクを取ることで、投資目的を達成するために必要なリターンを期待できるリスクの範囲のことを指します。

適正リスクを決定する際には、投資家自身がどの程度のリスクを許容できるかを理解することが重要です。投資家がリスク許容度を超えるリスクを取ると、大きな損失を被る可能性が高くなるため、自分自身が受け入れられるリスクの範囲を把握し、適正なリスクを取ることが大切です。

【コラム】日本人の投資の価値観って?

一般的に、日本人の投資の価値観は以下のような特徴があります。

  1. 安全第一の投資:日本人の多くは、安全性が高く安定した収益を期待できる投資を好む傾向があります。例えば、定期預金や国債、公社債などの債券投資が一般的です。

  2. 長期的な視野:日本人の多くは、投資を長期的な資産形成のための手段として捉える傾向があります。長期的な視野で考えることで、リスクを抑えつつ、コツコツと資産を増やすことができます。

  3. リスク回避:日本人の多くは、リスクを回避するために、分散投資や運用コストの低い投資信託など、リスクを抑える投資手法を好む傾向があります。

  4. 少額投資:日本人の多くは、少額で始められる投資を好む傾向があります。例えば、NISA(少額投資非課税制度)やつみたてNISA、iDeCo(個人型確定拠出年金)などが人気です。

  5. 社会的責任:近年、日本人の中には、社会的責任を果たす投資やESG投資を求める人も増えています。ESG投資は、環境・社会・ガバナンスの観点から、企業の経営や社会的な責任を評価し、それを投資判断の指標とする投資手法です。

【コラム】分散投資のメリットは?

分散投資とは、複数の異なる資産クラスや投資先に投資することで、ポートフォリオ全体のリスクを分散し、リターンの安定化を図る投資手法です。

分散投資のメリットは以下のようになります。

  1. リスクの分散:分散投資は、複数の資産クラスや投資先に分散することで、リスクを分散することができます。例えば、株式や債券、不動産、商品など、異なる資産クラスに分散することで、一つの投資先が失敗した場合でも、ポートフォリオ全体に影響を与えず、リスクを軽減することができます。

  2. リターンの安定化:分散投資により、一つの投資先が不調であっても、他の投資先が好調である場合があります。そのため、ポートフォリオ全体のリターンが安定化する可能性が高くなります。

  3. 投資家の心理的安定:一つの投資先に全ての資金を投資すると、その投資先が不調になると大きな損失を被る可能性があります。しかし、分散投資により、投資家は複数の投資先に分散することができ、心理的な安定感が得られます。

  4. 長期的な資産形成:分散投資は、長期的な資産形成に適した投資手法です。分散投資を行うことで、リスクを抑えつつリターンを追求することができ、長期的な資産形成につながります。

以上のように、分散投資はリスクの分散やリターンの安定化など、多くのメリットがあります。投資家は、自分自身の投資目的やリスク許容度に応じて、適切な分散投資の戦略を構築することが重要です。

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