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2023/01/26の日記 ブルーアーカイブが怖い

今日で日記をつけ始めて4日目になる。
3日坊主の山は越えたので、次は5日坊主にならないように、1週間坊主に、10日坊主に、2週間坊主に、1ヶ月坊主に……と、少しずつ継続のハードルを上げていけたらな、と思う。

しかし日記という体を取っているが、その実私の生活は地味なものなので思考の記録のためにつけているのがほとんどだ。「めざましい出来事」なんてそんなしょっちゅう起こらないし、それでも記録として文章に残したいものはあるので毎日noteを書くことができている。それはそれで楽しい。

しかし今日は絶対記録しておきたい「めざましい出来事」があった。今日という日、出来事、そしてそれに付随する所感を記録しておきたい。

ブルーアーカイブをインストールしました。

これです。今日私はブルーアーカイブをインストールしました。

今回はブルーアーカイブの話をします。


ブルーアーカイブをご存知だろうか。

これです。アプリソーシャルゲーム。「ブルアカ」の略称でよく呼ばれている。
Twitterをよく触る人ならば、過酷なヤンクミの構文が大流行したのを覚えているかと思う。詳しくは記述しないけど、それも含めて何かとインターネットの話題に上がりがちなゲームだ。

私も名前は知っていた。リリース時からなんとなく。ちなみにブルアカは今年で2周年を迎えます。めでたいね。
それでもなんとなく食指が伸びなかったのは、そもそも私がソシャゲの管理が下手くそすぎるから(プロジェクトセカイで散々な目に遭ったし今も現在進行形で散々な思いをしている)と、ふわっと漂うスケベな雰囲気を忌避していたからだ。

私は、「女の子キャラがたくさん登場するRPG系ソシャゲの主人公が“主人公だから”という理由で女の子に失礼を働いても許されるシチュエーション」が大の苦手だ。「ToLOVEる」くらいになるともう一周回って楽しめるのだけど、ソシャゲに出てくる男たちのそういう立ち回りはなんだかジメっとしていて気持ちが悪い。
そして女の子に失礼を働く男の一人称でその世界で生きなければならないのが、もう本当に嫌すぎる。

「ブルアカ」にもそういうイメージがあった。だってTwitterでブルアカと検索エンジンに入力すると隣に「水着」「ブルマー」のサジェストが出てくるのだ。やめてくれ。頼むから失礼を働くな。女の子たちも顔を赤らめたりなんかしないで叫ぶよりもまず男を殴ろうな……。

この時点でだいぶ気持ち悪い。
今回の日記はずっと気持ち悪いと思う。

そんなこんなでブルアカにはあまり良いイメージを持っていなかったのだけど、そのイメージがつい昨晩ひっくり返ったのだ。
きっかけはこの動画だった。

何これ!?!?
水着もブルマもどこにもないじゃん!!!!

可愛い女の子たちは確かにたくさんいる。でもなんか戦ってるし、武器とか持ってるし、エヴァに出てくるみたいなフォントの画面と睨めっこしてるし、血を流してるし、えっ血を流してるの!? なんで!?

というか映像と音楽が良すぎる。私はブルアカのことをマジで1ミリも知らんので、とりあえず映像美と音楽の融合を楽しもうと再度動画を再生した。

何度見ても良すぎる…………

それでなんとなくわかってきた。

  • ブルアカの主人公は大人であり、「先生」と呼ばれている。

  • 対するキャラクターたちは「生徒」であり、大人である主人公からすれば庇護対象である

  • 「生徒」を庇護するべき「先生」は「生徒」に対して責任を取る立場にあるが、ムービーに登場する台詞を見る限りそれまで「生徒」がその責任を負っていた

なるほどね……。

大人と子供、責任の所在。めちゃくちゃ思い当たる節がある。エヴァンゲリオンって結局そういう話じゃありませんでした?
子供であるシンジくんにはエヴァに乗らない権利があるはずなのに、エヴァには乗らなければならない。そしてそれによって起こった問題に対して大人は責任を負わなければならないのにシンジくんを始めとした子供たちにその責任を問われる。少し前にシンカリオンが流行した時、大人がちゃんとしてるエヴァだ! という表現をされていたのを思い出した。

どうやら生徒たちは高校生らしい。本当ならば青春の真っ只中を生きているはずだ。それなのに銃を持って戦って、血を流して、粉塵の中を戦車に乗って……。
いや逆にどこにブルマの余地があるんだ?
ブルマ履かせる暇あるなら修学旅行とか文化祭とかさせてやれよ。

気付けばYouTubeでブルアカ公式の動画を見漁っていた。
その中で、一本の動画に辿り着く。

してんじゃん、青春……。

謎に感動してしまった。青春しとる……。旅行のために水着買いに行っとる……。キャンプ用品とか見とる……。まあその青春ですら謎ロボットに攻撃されてしまい銃撃戦に変貌してしまうのだけど。もしかしてこの子たちにのっての青春って銃撃戦だったりするのか? そんな悲しいことがあっていいのか? プリクラとか撮りなよ。
唯一の水着回がショッピングモールで銃撃戦とか嫌すぎる。というかこの「ショッピングモールで銃撃戦」っていうシチュエーションもインターネットで散々遊ばれてきたあるあるだ。ショッピングモールのデカい吹き抜けからは標的が狙いやすいし遮蔽物もたくさんあるから銃撃戦に向いてるね、というかスプラトゥーンにピッタリだねという話題はTwitterでしょっちゅうバズっている。

けど私はやっぱりブルアカのことを何にも知らなさすぎるので、キャラクターの名前も顔も関係性も全くわからない。というか女の子たちが多すぎて把握しきれない。
しかし一人だけ、めちゃくちゃ分かりやすいキャラクターの子がいる。

小鳥遊(たかなし) ホシノ……

公式HPより

このピンク髪のちっちゃい女の子、一人称「おじさん」だ……

女子高校生に「おじさん」を自称されたら私は一体どうしたらいいんだ。
あとインターネットミームに強くてなんだか気怠げ。「働いたら負け」と書いてあるTシャツが似合いそうな雰囲気がある。

それに加えてオッドアイ。ホシノさん、このキービジュでは左目を瞑っているけど開くと青い瞳をしています。オタクはオッドアイが好き。赤司征十郎のキャラデザみんな好きだっただろ。

そしてこのホシノさん、めちゃくちゃ強い。
動画の6:12あたりからホシノさんの戦闘シーンなのだが、瞬時に敵の弱点を暴き確実に倒す。接近する時の瞳はなんか凪いでるし、最後の「おーしまいっ」とか、もう、なんなんだ、カッコ良すぎる!

おじさん、カッコ良すぎる……。

そんなこんなで小鳥遊ホシノさんのことしか考えられなくなってしまったのだが、なんとこのタイミングで期間限定最高レアホシノ(水着)が限定復刻されているらしいとの情報を得る。
マジで?

名取さなさん、ありがとう……。

今し方水着おじさん(文字列が最悪すぎる)の水着購入エピソードを見ておじさんの魅力を知ったところだ。リリースしたてのソシャゲの復刻ほどレアなタイミングはない。しかも高レア排出率が2倍。すごい。そんなタイミングで復刻してくれるんだ。プロセカなら絶対やってくれない、そんなの。

気付けば私のiPhoneにはブルアカがインストールされていた。

あまりにもブルアカのことしか喋らないので鍵かけちゃった

お笑いだわ。
そんなこんなでとりあえず水着おじさん(最悪)が欲しい。チュートリアルから始めることにした。

ストーリーは以下の通り。

  • 数千もの(数千もの!?)学園が集まっている学園都市キヴォトス。その頂点に立つ連邦生徒会長が行方不明になっていた。

  • 主人公は連邦生徒会長によって選ばれた「先生」として突然キヴォトスで働くことになる。

  • 仕事とは、連邦生徒会長が設立した連邦捜査部【シャーレ】の顧問。【シャーレ】とは、キヴォトスにあるすべての学校の生徒が参加できる部活動だ。キヴォトスに起きるさまざまな問題を解決する所謂何でも屋。

  • しかし連邦生徒会長が消えたキヴォトスでは日々抗争や銃撃戦が絶えない。先生は戦う生徒たちと共に任務のお仕事を遂行する。

というもの。この「異世界に飛ばされて世界を救うお仕事!」みたいなストーリーゲームのフォーマットってたくさんあるけどどこが発祥なんだろうか。アンジェリークとかかな? チュートリアルを読みながら、めちゃくちゃ「男性向け“魔法使いの約束”だ……」と思った。ソシャゲを他のソシャゲに例えるの良くないからやめた方がいい。

それとネーミングの節々にキリスト教的世界観の雰囲気が感じられて面白い。「トリニティ」「ゲヘナ」「ヘイロー」……。多分調べたらもっとたくさんあるはず。
それにしても「ゲヘナ学園」って凄いネーミングだ。Gehennaは地獄という意味です。地獄学園て……。花とゆめで連載されるホラー漫画の題名にありそう。

Twitterのブルアカ先輩フォロワーに話を聞けば、とにかくメインストーリーを進めるが吉とのことらしい。
ぽちぽち途中途中で飛ばしつつ読む。ゲームのストーリーなんて読んでる時間があれば勉強したり就活準備した方がいくらか有意義な時間の使い方かできるので、あまりのめり込みすぎない程度に。
ついでに水着おじさんを迎えるための石も集めつつ。

するとおじさん……もといホシノさんはかなり序盤の方に出てくると分かった。ありがたい!めちゃくちゃ後に出てきたらどうしようかと思った。ずっとドキドキしながらホシノさんの登場を待つなんて考えただけで気がおかしくなる。推しには早く出会いたい。

ストーリーにホシノさんが登場した。可愛い。やっぱり一人称が「おじさん」だ。ホシノさんが所属する「アビドス対策委員会」という部活動は、ホシノが最高学年の3年生で他のメンバーは皆1・2年生だ。ホシノさん、自分が他の子たちに比べて年増であることをネタにしている……。
他の子達も可愛い。「けいおん!」の麦ちゃんみたいなおっとりお嬢様もいる。

……。
いやぁホシノさん……
……うん……

ホシノさん、自己犠牲精神がめちゃくちゃ強くないか?

ブルアカは女の子たちが敵を倒すことによってストーリーが進んでいく。自身が持つ銃やガトリング弾などで敵を倒すのだが、その戦場には「遮蔽物」がある。

みんな隠れてる

生徒たちは皆その「遮蔽物」に隠れて敵を窺いつつ攻撃するのだが、稀に遮蔽物に隠れようとしない生徒がいる。
なんでだよ。隠れろよ。

そしてその生徒の一例がホシノさんなのだ。
なんでだよ! 隠れろよ!

ホシノさんを遮るものが、何もない

先述した通り、ホシノさんは本当に強い。多分戦闘スキルがめちゃくちゃ高いのだろう。
そしてホシノさんは「先輩」だ。彼女が属するアビドス対策委員会の中では1番の年功者。対策委員会が発足する前にあった機関「アドビス高校生徒会」のメンバーとしては唯一の存在だ。
生徒会? 対策委員会とはまた違うの? というか今は生徒会は無いの? という問題は是非実際プレイしてみてその真実を知って欲しい。私もよくわかっていないので……。

閑話休題。
ホシノさんの「先輩」という立場と、もっと話を遡って「責任の所在」というキーワードを結びつけて考える。ホシノさんは先輩だ。後輩を守る立場にある。
ホシノさんは強い。彼女はそれを自覚している。
彼女は「強い先輩」である義務を自分に課している。強い先輩であるホシノさんは、自分が第一線に立ち戦線を切り抜ける大将であることに責任を見出しているのだ。

重た……。

詳細は省くがホシノさんは置き手紙を最後に対策委員会のメンバーたちの前から姿を消している。なんで!? ちょっとやめてよ!!
置き手紙を残して消えるのはホールケーキアイランド編のサンジでもう一生分のダメージを負ってるんだって!!


ホシノさんがなぜ対策委員会から姿を消したのか。
ホシノさんの過去とは。
ホシノさんが抱える「責任」とは。

そのすべては是非、皆さんが直接ブルーアーカイブで確かめてください。今なら星3排出率2倍!
私もこれから確かめます。全然ストーリー進められてない。

ちなみに水着ホシノさんはまだ私の端末に来てません。冬なのに水着復刻すんなよ!!

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