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読書感想「生涯投資家」 村上 世彰氏 (著)


この本を読もうと思った理由

中学生くらいの時、村上世彰さんや堀江貴文さんをよくテレビで見かけていました。当時はテレビ局の株の売買関連で騒ぎになっていた記憶はなんとかなく残っているのですが、何故あれだけ騒ぎになっていたのかは、あまり理解できていなかったと思います。お二方とも株などの投資や、経営で成功していて、すごい人なのかなあ、くらいで思っていました。大人になって株や投資の勉強をし始めた時、村上世彰さんの著書を読む機会がありました。株式会社の仕組みや、株を買うとういことは儲けるためということもあるけど世間にお金を流し経済を回すこと、頑張る企業を応援しより良い世の中になることに貢献できること、という内容が書かれていたと記憶しています。この本をきっかけに何故当時あれだけ村上世彰さん、堀江貴文さんが取り上げられていて騒ぎににっていたのか、投資を始めた私にも気になってきました。そのタイミングでYouTubeで中田敦彦さんが村上世彰さんの著書である 生涯投資家 の概要を説明されていました。当時の村上ファンド関連の事件や村上世彰さんのコーポレートガバナンスに関する考え方が書かれていると紹介されており、自分でもしっかり読んでみようと思ったのがきっかきになります。

心に残った内容・感想

  • 日本の企業はアメリカの企業に比べコーポレートガバナンスの考え方仕組みが浸透していない。

  • 株式会社は出資者である株主のものであるが、日本の経営者は会社は経営者のものと認識しているケースが多い。その結果株主の利益を無視して経営方針が取られることがある。

  • 上場している株式会社である以上、誰でも株主になることができ、株主の意見を聞かなければならない。それが嫌であれば上場を辞める必要がある。

  • 日本の会社のコーポレートガバナンスの状態を正すため、当時村上さんは村上ファンドを通して色々な買収などの活動を行っていた。出資者である株主に利益が還元され、儲けた株主がまたその会社や別の会社に投資することで経済が回り、また企業が得た利益が株主に還元されていくという好循環を作ることを目的としていた。

  • 当時村上氏インサイダー取引の容疑で逮捕されたあと志半ばで活動がストップしてしまったが、日本にコーポレートガバナンスの考え方が広がるきっかけになったと村上氏は考えている。

まとめ

コーポレートガバナンスや株式会社のあるべき姿、株主還元が経済の流れを良くしていくとは大変納得できました。自分も応援したい会社の株主になって経営をしっかり監視できる様になりたいと思いました。企業の成長で株主に還元された利益をまた企業に投資して経済の発展に貢献したいとも思いました。またこの日本株についても好きになりました。もっと勉強して、日本株への投資もしていきたい考えています。

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