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こんな心意気の人になりたい@グランマ・モーゼス展

生誕160年記念 グランマ・モーゼス展 素敵な100年人生

モーゼスが本格的に絵を描き始めたのは70代80歳で初個展を開きます。101歳で亡くなるまで描き続けたモーゼスの心意気は、真似したくなるものばかりでした。

今回は2つご紹介したいと思います。

季節を楽しむ心意気

モーゼスは季節のお祝いを大切にしています。 たとえば、クリスマス。

「皆で森へクリスマスツリーを採りに出かけるのが、どんなにすばらしい喜びだったことか!」とモーゼスが語るとおり、大きさも形も理想的なツリー用のモミの木を探すのは何よりの楽しみでした。

公式図録より一部抜粋
《クリスマス・ツリーを探しに》 1946
公式図録より

ツリーを探しに森へ…!!想像しただけでワクワクしてしまいます。こんな風に季節を大切に、お祝いの準備を楽しむ習慣をつけたいと思いました。

ハプニングも楽しむ心意気

風になびく大量の洗濯物が目をひく本作では、空を覆う斜めのストロークが、急な雨を物語っています。しかし人々はいたってのんびりムードハプニングにも動じない強さと、日常のささやかな変化を愛おしむような視点が、まさにモーゼスの人柄を表しているようです。

公式図録より一部抜粋
《洗濯物をとり込む》1951
公式サイトより
この絵をみて夫を思い出し、笑いそうになってしまいました。
夫はこんな感じでハプニングに動じない人なのです。その横で騒ぐわたし。

たしかによく見ると、みんな穏やかに作業をつづけている…。 左下の青い服の女性は微笑んでいる…。この展覧会で一番見習いたいと感じた場面だったので、絵ハガキを買ってキッチンに貼っています。

まとめ

くよくよしない
置かれた状況に合わせて自分を変えられる
自分を変えていつでもハッピーでいられるように

音声ガイドより一部抜粋

モーゼスの絵にはひとつひとつ、押し付けがましくない教えがありました。

記憶と想像の中で自由に季節を楽しみながら筆をとる

展示キャプションより一部抜粋

淡々と前向きであること。そうすれば人は心が軽くなって、世界が美しくなっていくのかもしれないと感じた展覧会でした。

おまけ

《虹》1961
公式サイトより

記事を書きながら《虹》の絵を見ていたら、空に虹が!

以上です。


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