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2020.7前半にお届けした本をいくつか

2020.7前半にWEBショップ・TwitterのDM・メールでご注文いただいた本 について、書いていきます。

(紹介→購入ではなく、購入→紹介というまさかの展開!)

遠くから/近くから、見つけてくださって、ありがとうございます!!!


①家をひらく、こころをひらく

出逢いのタペストリィ 〜風に向かって立つ家から著者  :水野スウ・中西万依 出版社 : 若草書房 発売時期:1996年 その他 :単行本、 442ページ 【内容紹介】tsugubooks.stores.jp 1,000円 tsugubooks web shopで購入する
1983年から毎週水曜日に、石川県で自宅を開いて「紅茶の時間」をされている(進行形!)水野スウさんのお話。
“「対話の場をつくりたい」「自分の家をひらきたい」という方におススメです”と言ってしまうこともあるのですが…
実際には、水野スウさんの本は、「誰かと生きる人」に、つまりはすべてのひとに、おススメです。

『きもちは、言葉をさがしている』は、今までtsugubooksの間借り先にのみ置いてましたが、近日中に通販にも掲載予定です!
順番的には、『出逢いのタペストリィ』>『きもちは、言葉をさがしている』>『紅茶なきもち』ですが、どこから読んでも大丈夫です◎

②複数の視点をもつ生き方

清澄白河時代に、大好きだったお店、背中を押してくれたお店、「gift_lab GARAGE」を運営するおふたりの本。
といっても、おふたりの物語というわけではないのです。
おふたりとゲストが2015年に交わした言葉を文字に起こし、その原稿を見ながら再び2018年に「あれからどう?」とまた言葉を交わす。その両方がおさめられているという、ちょっと不思議なかたち。

全編を通して、お二人が見る景色、ゲストの方々が見える景色を見させてもらえるように感じます。視点がぐるぐると動き、自分の見える範囲が広がるというか。そんな一冊です。

ダブルローカルという暮らし方、おふたりの本業(?)・インテリアデザインのこと、カフェという場のこと、IDEE時代やセントラルイーストトーキョー(通称CET)といった原点のお話も。

tsugubooksも、ちょこっと登場させてもらっています。

③求められ続けるノンフィクション

ベンガルで歌い継がれ今日も誰かが口すざむバウルの歌。
その謎に迫るノンフィクションが、
『バウルを探して 地球の片隅に伝わる秘密の歌』(幻冬舎/2013.2)→『バウルの歌を探しに バングラデシュの喧騒に紛れ込んだ彷徨の記録』(幻冬舎文庫/2015.6)と経て、今回『バウルを探して〈完全版〉』(三輪舎/2020.6)として新たに刊行されました。
3度も、世に出たわけです。パチパチ。

単行本も文庫本も在庫がなく、メルカリやAmazonで高く出ている時期がありました。それが、また新刊で買えるようになるのは、うれしい。
と同時に、写真がたくさん加わり、贅沢な造本となり、まったく違う本になったようにも思えます。(大変に良い意味で。)

著者・川内有緒さんの別の書籍『空をゆく巨人』をtsugubooksで販売している時、何人かのお客さまに「バウルはありますか?」と訊かれ、自分の蔵書を貸して店頭で読んでもらったことも。
ぜひ手に取っていただきたい、一冊です。

④多くの人に知って欲しい、備えの知識と被災後のこころとからだ

熊本で先日大雨がありました。
親戚のほとんどが熊本にいるtsugubooksにとって、とても身近で、心配なニュース。
もちろん、他の地域の方もご無事で…と願うばかり。

熊本地震のときの体験を描かれているこちらの漫画は、一生売り続けたい本のひとつです。
被災地での食事や水事情、お風呂のこと、猫との暮らし、出会いなどを静かに描いた作品。ぜひ平時に読んでおきましょう。
(心が受け付けない時には、無理して読まないでくださいね。まずは、ご自愛ください。)

Facebookには、珍しく長文を書いていました。


また、お届けした本については、ちょこちょこ書いていきます。



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