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第9話 UXブループリントを作成する

本連載は【「起業の科学」で起業してみた】の第8回目です。
起業の科学」という田所雅之氏が書かれた、起業フレームワークの本をベースに、実際に起業してみるとどうなるか。私が人生を使用して検証します。

なお、本企画は田所氏の許可を得て連載しています。

今回の内容

Problem Solution Fit〜3-1UXブループリントを作成する〜
の章を実際に行なっていきます。
本章からChapterが「Customer Problem Fit」から「Problem Solution Fit」に切り替わりました。

起業の科学」【UXブループリントを作成する】の内容をマインドマップでまとめました。

UXブループリントを作成する流れ

1. プロトタイプカンバンで可視化
2. カンバンボードで洗い出す
3. ソリューションインタビュー
4. フィーチャーの優先順位
5. エレベーターピッチを作る
6. UXブループリントを作る

1. プロトタイプカンバンで可視化
プロトタイプカンバンというツールを使用して、自分が今どの課題に取り組み、どの昨日にフォーカスしてプロトタイプの検討がどれくらい進捗しているかを確認すること。
プロトタイプカンバンとは下記のようなものです。(内容はイメージです)

プロトタイプカンバンの項目は
①検証済みのカスタマーペイン
②バックログフィーチャー
③ソリューションインタビュー
④プロトタイプ設計
⑤ペーパープロトタイプ制作
⑥ツールプロト制作
⑦完了
となっています。

2. カンバンボードで洗い出す
1.で作成したプロトタイプカンバンを使用し、ペーパープロトに落とし込む内容を吟味していきます。

3. ソリューションインタビュー
ソリューションインタビューを行うことで、フィーチャー(機能)の追加や削除を行います。

4. フィーチャーの優先順位
3.のとき注意することとして、あればいいなという機能は削除し、絶対に欲しいという機能だけを実装することです。

5. エレベーターピッチを作る
プロトタイプの内容を30秒で説明することをエレベーターピッチと言います。内容は下記内容です。

我々は<対象カスタマー>の抱えている<ニーズ・課題>を満たしたり、解決したい。<プロダクト名>というプロダクトは、<重要な点、対価に見合う説得力のある理由>をカスタマーに提供できる。このプロダクトは<代替手段の最右翼>とは違い、<差別化の決定的特徴>が備わっている。アナロジー:<我々はXX業界のXXである>

○私の場合
「我々は認知症患者家族の抱えている不安と孤独を満たしたり、解決したい。WHAHHAというプロダクトは、匿名で、認知症患者家族という特殊な状況の方だけで構成された場をカスタマーに提供できる。このプロダクトはFaceBookとは違い、日記と患者管理機能が備わっている。アナロジー:我々は認知症患者家族に寄り添うAISNSを広げる。」
となります。

6. UXブループリントを作る
UXブループリントとは上記で考えてきたプロトタイプを通した顧客体験全体を設計することです。
下記順番で設計します。
①リスト化したフィーチャーをグルーピング
②フィーチャーをカスタマー視点で構造化
③それぞれの画面に実装する機能やコンテンツを明確にする
④フィーチャーを画面遷移に落とし込む
⑤重点的にテストしたいコア部分を確認する
⑥メニュー展開部分のUXを確認する
⑦利用前から利用後までUX全体を想定
⑧プロト案を納得するまで作る

○私の場合
①から③は下記のようになりました。

④以降は下記のようになりました。

今回のまとめ

以上より
「認知症患者家族が介護で抱える不安と孤独をSNSアプリで解消する」
というアイデアについて、UXブループリントを作成しました。

これにてProblem Solution Fit〜3-1UXブループリントを作成する〜を完了します。


本連載は「起業の科学」を元に実施しています。

パクらんといてくださいね!笑
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