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ライトノベルを始めて手に取ってみた。

職業柄なのか、アニメについて触れる機会が増えた。

内容が面白いとかつまらないはさておき、アニメという物は不思議で、それそのものに触れている時間がなんだか充実というか、現実から隔離されている感じがして、なるほど。それは人気になっていくわけだ。と納得した。おそらくその延長線上にあるのがこのライトノベルだと思うのだが、これを読んでみて、思ったことを少し書いていこうと思う。

ライトノベルは、アニメの絵をモチーフにしてある程度読者にイメージを膨らませたうえで文章を読むことができるという物である。小説との違いは、文章だけでなく、少しだけアニメーションの絵を混ぜつつ物語を進めていく事にある。

想像せずとも、小説の登場人物を頭の中に思い描きながら読み進めることができるというのは、ある意味想像力を要さないのでライトに読めるのだ。だからライトノベルという名前がついているのでは。なんて思ったり。

このライトノベルという物は、悪い言い方だが、内容についても比較的ライトなものが多い。そこまで読者を世界に引きずりこみ、疲弊させてしまう、という事は少ない。その変わり、号泣してしまうような大きな感動も少ない。でもこの手のコンテンツは、海外ドラマが役割を果たしてくれている。ライトノベルの需要というのは、ライトなところにある。とにかく話を重くしすぎないという事だ。軽く読めて、ほっこりした温かさやかるくくすっと笑えてしまう面白さ、あるいは自分も頑張ろうと、プレッシャーにならない程度に軽く背中を押してくれるような作品。どの意味合いでもとりわけ軽くライトな感動を読者に与えてくれる。これがこのライトノベルの良いところだと思う。

気兼ねなく、軽い気持ちで読み、気持ちが少し楽になる。アニメやライトノベルを読んでいる人は薄いと思っている人はとても多いと思うし、アニメを面白いとあまり口にしたくないと思っている人も一定数いるだろう。しかし、それらの認識は間違っている。あなた方が期待している大きな感動を与えるためにこれらは作られてものではない可能性が高い。(もちろん、とても感動するアニメもラノベもたくさんあるだろう)つまり、ターゲット層から外れている人間の意見なのである。だから、気にすることはない。これからもアニメやラノベを楽しんでいらっしゃる方は、このような意図で楽しんでいるのだろうから。

私自身もこの軽い話を読んでなんだか自分の気持ちが少しだけほっこりしたと感じている。こういう小さな温かさがとても心地よい。

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